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【西内荘コラム】朝日杯は2頭

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2020/12/19 13:48

 個人的なことですが、父・一典が先週、他界しました。私が競馬の世界で仕事をする背中を押してくれたのが父であり、若かりし頃は海軍兵学校航空隊にも所属。その父には「開業装蹄師は自由に休める仕事ではないので、100歳まで生きないとみとれないよ」と伝えていたのにその通りになってしまいました。小規模な葬儀が当たり前のご時世ながら、私は喪主なので実家の高知県へ帰省。すると仕事の調整をした連絡が広がってか、父の死去を知った武豊くん、「スマート」の冠名の大川徹オーナーらから供花が届き、元馬主で大の競馬好きだった父に最高のはなむけになったことに感謝しています。帰省中、父を思い浮かべつつ、自分の装蹄師人生を顧みる機会でした。G1勝利が131回となったことや、数百万回も馬の四肢を抱えて装蹄をし続けている元気な体でいられるのも両親のおかげです。

 年内の競馬もあと2週。G1朝日杯FSに担当馬は2頭。ショックアクションは新潟2歳Sの重賞勝利以降を休養に充てたことで、以前の硬さが消えており状態アップは確実。カイザーノヴァは気性面の成長課題ですが厩舎力に期待です。