6日、中京競馬場で行われたG1・チャンピオンズカップは、4番人気のチュウワウィザードが勝利。これまで交流G1・2勝をマークして来たが、JRAでのG1勝利は初となった。断然の人気に支持されたクリソベリルは4着敗退。

チャンピオンズカップ、レース後ジョッキーコメント
1着　チュウワウィザード
戸崎圭太騎手
「とても嬉しいですね。馬の状態は非常に良くて、雰囲気良いなというかたちで、後は先生と色々レースのプランを組み立てながら作戦を練りました。目標にしているクリソベリルが前にちょうどいてマーク出来たので、その手応えを見ながらでしたけど、チュウワウィザードも追ってしぶとい馬なので、こちらから外回して踏んでいきました。本当に力を出してくれて、僕も馬の力で勝たせて戴いたなという感じですね」

2着　ゴールドドリーム
和田竜二騎手
「ゲートは出ましたが、両隣の馬が速くて行けませんでしが、コーナーでは良いところにつけられました。相手は強かったですがよく頑張ってくれました」

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武豊「復調の兆しは見せた」

3着　インティ
武豊騎手
「スタートはタイミングが合いませんでしたが、番手でも道中は良い感じで運べました。3、4コーナーでかかってしまい、そこをゆったり行けたら良かったです。復活の兆しを見せてくれました」

4着　クリソベリル
川田将雅騎手
「今の具合でよくここまで来てくれたと思います。能力の高さで4着で辛抱してくれました。またこの馬らしい走りが出来るようになればと思います」

5着　モズアスコット
横山武史騎手
「枠が枠でしたので外を回されないよう内で進めました。ポジションは悪くなく、手前を変えるのが苦手でしたが、今日はしっかり変えてくれてこの馬の力を出し切ってくれました」

6着　カフェファラオ
C.ルメール騎手
「あまり手応えが良くなかったです。まだ3歳でこれからの馬だと思います」

7着　エアスピネル
福永祐一騎手
「マイルくらいが良いかもしれません。最後はじりじりと詰めてくれました」

8着　タイムフライヤー
藤岡佑介騎手
「内をロスなく回りましたが、思ったほど伸びませんでした」

9着　アルクトス
田辺裕信騎手
「想定していた位置でしたがバテました」

12着　サンライズノヴァ
松若風馬騎手
「いい流れで競馬ができましたが、少し力んでいて、最後の反応が鈍かったです」

16着　ヨシオ
亀田温心（はーと）騎手
「3コーナーまで頑張ってくれましたが、そこから一杯になりました」

　レース結果、詳細は下記のとおり。

　6日、中京競馬場で行われた11R・チャンピオンズカップ（G1・3歳上オープン・ダ1800m）で4番人気、戸崎圭太騎乗、チュウワウィザード（牡5・栗東・大久保龍志・担当装蹄師/西内荘）が快勝した。2.1/2馬身差の2着に3番人気のゴールドドリーム（牡7・栗東・平田修）、3着にインティ（牡6・栗東・野中賢二）が入った。勝ちタイムは1:49.3（良）。

　1番人気で川田将雅騎乗、クリソベリル（牡4・栗東・音無秀孝）は4着、2番人気でC.ルメール騎乗、カフェファラオ（牡3・美浦・堀宣行）は6着敗退となった。

チュウワウィザードがV！クリソベリルは国内初黒星

　4番人気に支持された戸崎圭太騎乗、チュウワウィザードがダートの強豪を破って見事に勝利した。レースでは中団馬群の真ん中でポジションをキープし、先行各馬を見ながら徐々に進出。勝負どころではクリソベリルを見るように外から上がって行き、直線半ばでパスしていくと、ラスト100m付近から先頭に立ち、後続に2馬身半つけての完勝だった。断然の人気に支持されたクリソベリルは直線伸びきれずに4着敗退。国内で初黒星がついた。

チュウワウィザード　18戦10勝
（牡5・栗東・大久保龍志・担当装蹄師/西内荘）
父：キングカメハメハ
母：チュウワブロッサム
母父：デュランダル
馬主：中西忍
生産者：ノーザンファーム

【全着順】
1着　チュウワウィザード　戸崎圭太
2着　ゴールドドリーム　和田竜二
3着　インティ　武豊
4着　クリソベリル　川田将雅
5着　モズアスコット　横山武史
6着　カフェファラオ　C.ルメール
7着　エアスピネル　福永祐一
8着　タイムフライヤー　藤岡佑介
9着　アルクトス　田辺裕信
10着　エアアルマス　松山弘平
11着　クリンチャー　三浦皇成
12着　サンライズノヴァ　松若風馬
13着　アナザートゥルース　M.デムーロ
14着　サトノティターン　藤岡康太
15着　メイショウワザシ　高倉稜
16着　ヨシオ　亀田温心