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【西内荘コラム】チャンピオンズカップは2頭

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2020/12/5 13:36

 ジャパンカップはアーモンドアイがさすがのパフォーマンスで圧倒。母フサイチパンドラを現役時に装蹄していましたが私の装蹄師人生でもNo.1と言えるヤンチャぶりでした。当時、装蹄は馬房内でスタッフ総出の作業。厩務員さんは申し訳なく思ったようで、普通ならあり得ない謝礼の心配りもあったほどです。なので母を知る私としては娘が対照的に冷静沈着ぶりだから苦笑いしています。一方でおそらく類似点が推測できるのは走る馬の特徴にある蹄の薄さ。アーモンドアイの左前肢が接着装蹄であるのはTV視聴でも分かりましたよ。

 芝で能力の高い馬の比率で多いのは蹄壁の薄さで、その理由に筋肉と皮下脂肪が関係しています。今週のG1はダートなので当てはまらないと思われるでしょうが、ダートの本場、アメリカでは接着装蹄をしている馬に芝もダートも比率は同じでもあります。チャンピオンズカップの担当馬は2頭。チュウワウィザードは昨年より成長を感じますし、サンライズノヴァは緩かったトモ(後肢)がバン、として性格も大人になってきたので期待大です。