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【マイルCS】福永「勝ち馬の仕掛けを遅くさせたのですが…」インディチャンプは2着

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2020/11/22 22:10

 完璧な立ち回りを見せたインディチャンプだったがライバルが1枚上だった。直線では馬群の中で進路を探すグランアレグリアを外から被せるように進出。先に抜け出すことに成功しこのまま押し切るかと思われたが、あっという間にゴール前でかわされて2着に敗れた。

2着 インディチャンプ
福永祐一騎手
「100%の走りが出来ました。勝ち馬と同じ位置で、ブロックしながら仕掛けを遅くさせたのですが、相手が一枚上でした。休み明けは問題なかったです」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 11月22日、阪神11Rで行われた第37回マイルチャンピオンシップ(3歳上オープン・G1・芝1600m・17頭立て・1着賞金=1億3000万円)は、C.ルメール騎乗の1番人気、グランアレグリア(牝4歳・美浦・藤沢和雄)が勝利し、史上8頭目となる同一年春秋マイルG1制覇を達成した。勝ちタイムは1分32秒0(良)。

 同一年春秋マイルG1を制したのは、1985年ニホンピロウイナー、1994年ノースフライト、1998年タイキシャトル、1999年エアジハード、2007年ダイワメジャー、2015年モーリス、2019年インディチャンプ。

 2着はインディチャンプ(3番人気)、3着にはアドマイヤマーズ(5番人気)が入った。

【マイルCS】ルメール「ちょっとだけ心配した」グランアレグリアが春秋マイルG1制覇

大ピンチから一転、豪脚繰り出す

 直線では大ピンチかと思われた。先行集団から抜け出しを図ろうとしたが、前には先行各馬の壁が並び万事休すという所から外へ切り返し、豪脚一閃。ゴール前でインディチャンプ、アドマイヤマーズと並いるマイルの強豪をかわしさり、同一年春秋マイルG1制覇のゴールへ飛び込んだ。

G1・4勝目、重賞6勝目

 マイルチャンピオンシップを勝ったグランアレグリアは、父ディープインパクト、母タピッツフライ、母の父Tapitという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は10戦7勝。重賞勝ちは18年サウジアラビアロイヤルカップ(G3)、19年桜花賞(G1)、阪神カップ(G2)、20年安田記念(G1)、スプリンターズステークス(G1)に次いで6勝目。C.ルメール騎手は同レース初勝利、藤沢和雄調教師は歴代最多の5勝目。

【全着順】
1着 グランアレグリア C.ルメール
2着 インディチャンプ 福永祐一
3着 アドマイヤマーズ 川田将雅
4着 スカーレットカラー 岩田康誠
5着 サリオス M.デムーロ
6着 ヴァンドギャルド 戸崎圭太
7着 ペルシアンナイト 大野拓弥
8着 レシステンシア 北村友一
9着 ベステンダンク 藤岡佑介
10着 サウンドキアラ 松山弘平
11着 メイケイダイハード 酒井学
12着 アウィルアウェイ 藤岡康太
13着 ケイアイノーテック 津村明秀
14着 タイセイビジョン 石橋脩
15着 ラウダシオン 武豊
16着 ブラックムーン 幸英明
17着 カツジ 池添謙一