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【マイルCS】ルメール「ちょっとだけ心配した」グランアレグリアが春秋マイルG1制覇
2020/11/22 22:09
22日、阪神競馬場で行われたG1・マイルチャンピオンシップは、断然の1番人気に支持されたグランアレグリアが快勝。春の安田記念、スプリンターズステークスに続いて、圧倒的な強さでG1、3連勝のゴールを決めた。
マイルCS、勝利ジョッキーコメント
1着 グランアレグリア
C.ルメール騎手
「今回すごく良いスタートだったので、直ぐに良いポジションを取れましたし、落ち着いて冷静に走ることが出来ました。4コーナーまでちょうど良いレースでしたが、マークされていて良いタイミングで大外に行けなかったです。なので我慢しなければなりませんでした。でもグランアレグリアはすごく良い瞬発力があるので、ラスト150mは良い脚を使いました。彼女はめちゃくちゃ強い。直線ではちょっとだけ心配しましたけど、最後は彼女の強さを見せてくれました。本当に素晴らしい馬です。大人になりましたし、落ち着いて乗りやすくなりました。彼女のパワーを全部出せるようになったので、めちゃくちゃ強くなりました。まだ4歳ですから来年もとても楽しみです」
レース結果、詳細は下記のとおり。
11月22日、阪神11Rで行われた第37回マイルチャンピオンシップ(3歳上オープン・G1・芝1600m・17頭立て・1着賞金=1億3000万円)は、C.ルメール騎乗の1番人気、グランアレグリア(牝4歳・美浦・藤沢和雄)が勝利し、史上8頭目となる同一年春秋マイルG1制覇を達成した。勝ちタイムは1分32秒0(良)。
同一年春秋マイルG1を制したのは、1985年ニホンピロウイナー、1994年ノースフライト、1998年タイキシャトル、1999年エアジハード、2007年ダイワメジャー、2015年モーリス、2019年インディチャンプ。
2着はインディチャンプ(3番人気)、3着にはアドマイヤマーズ(5番人気)が入った。
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大ピンチから一転、豪脚繰り出す
直線では大ピンチかと思われた。先行集団から抜け出しを図ろうとしたが、前には先行各馬の壁が並び万事休すという所から外へ切り返し、豪脚一閃。ゴール前でインディチャンプ、アドマイヤマーズと並いるマイルの強豪をかわしさり、同一年春秋マイルG1制覇のゴールへ飛び込んだ。
G1・4勝目、重賞6勝目
マイルチャンピオンシップを勝ったグランアレグリアは、父ディープインパクト、母タピッツフライ、母の父Tapitという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は10戦7勝。重賞勝ちは18年サウジアラビアロイヤルカップ(G3)、19年桜花賞(G1)、阪神カップ(G2)、20年安田記念(G1)、スプリンターズステークス(G1)に次いで6勝目。C.ルメール騎手は同レース初勝利、藤沢和雄調教師は歴代最多の5勝目。
【全着順】
1着 グランアレグリア C.ルメール
2着 インディチャンプ 福永祐一
3着 アドマイヤマーズ 川田将雅
4着 スカーレットカラー 岩田康誠
5着 サリオス M.デムーロ
6着 ヴァンドギャルド 戸崎圭太
7着 ペルシアンナイト 大野拓弥
8着 レシステンシア 北村友一
9着 ベステンダンク 藤岡佑介
10着 サウンドキアラ 松山弘平
11着 メイケイダイハード 酒井学
12着 アウィルアウェイ 藤岡康太
13着 ケイアイノーテック 津村明秀
14着 タイセイビジョン 石橋脩
15着 ラウダシオン 武豊
16着 ブラックムーン 幸英明
17着 カツジ 池添謙一