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【西内荘コラム】サンライズノヴァ、カイザーノヴァ

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2020/11/14 13:08

 今年の競馬も残すところ2ヶ月足らずですが、この仕事に就いて45年経た中で飛行機・新幹線の利用が最も少ない1年となるのは確実です。新型コロナの影響でドバイ遠征は出発2日前に中止が発表され渡航をキャンセルして以降、競馬場に行く機会を失っています。東京競馬場ですら2月のフェブラリーS以来、足を踏み入れていない。年間に100回を楽に超える飛行機の利用が今は1カ月に1、2度だから落差は大きい。戦争を知らない私たちにとってこれほど生活習慣が変化することは考えられなかったわけですが、マイナス面ばかりでなくプラスの面も…と探してみると、私の場合は滋賀県の住みやすさを感じました。いい環境で生活をさせてもらっていると再認識しています。

 この秋、琵琶湖の湖西方面に新しく競走馬のトレーニング施設がオープン。マリンスポーツや冬場にスキー場でにぎわう地域といえばおわかりでしょうか。先日はそこで装蹄の仕事があったので、信楽の牧場から瀬田川沿いを経て琵琶湖大橋を渡りました。木々は紅葉で色づき瀬田川では大学生がボート競技の練習をしていたりと癒やされる光景が目に飛び込んできました。仕事先までハンドルを握った所要時間は約1時間、「滋賀県っていいいなあ」と、しみじみ思いましたね。

 きょうの東西重賞に担当馬はデイリー杯2歳Sがカイザーノヴァで、武蔵野Sのサンライズノヴァとスマートダンディー。いずれもイイ競馬が出来ると思います。