競馬ニュース 競馬ニュース

【天皇賞・秋】アーモンドアイが史上初の芝G1・8勝の偉業を達成

過去の記事

2020/11/1 15:50

(C)スポニチ

 11月1日、東京11Rで行われた第162回天皇賞・秋(3歳上オープン・G1・芝2000m・12頭立て・1着賞金=1億5000万円)は、C.ルメール騎乗の圧倒的1番人気、アーモンドアイ(牝5歳、美浦・国枝栄)が勝利。史上最多の芝G1、8勝の偉業を達成した。勝ちタイムは1分57秒8(良)。

 2着はフィエールマン(5番人気)、3着にはクロノジェネシス(2番人気)が入った。

【ヴィクトリアマイル】ルメール「レジェンドホース」アーモンドアイが他馬を圧倒!

史上初の芝G1、8勝

 歴戦の名馬たちが幾度となく跳ね返されてきた芝G1、8勝の壁を、アーモンドアイが初めて乗り越えた。G1、7勝を達成した馬には、史上初の無敗の三冠馬シンボリルドルフ、史上2頭目の無敗の三冠馬ディープインパクト、史上初めて同一年秋古馬三冠(天皇賞・ジャパンカップ・有馬記念)を制したテイエムオペラオー、牝馬としてダービーを制したウオッカ、史上4頭目となる牝馬三冠を達成したジェンティルドンナ、天皇賞春秋制覇を達成したキタサンブラックと、歴史に名を刻んだ名馬がズラリ。その名馬達に肩を並べ、そしてそれを越えて史上初の芝G1、8勝の大偉業を達成した。

 レースでは五分のスタートを決めてスッと4番手の位置へ。絶好の流れという形で、勝負どころでも持ったままで進出した。直線半ばからスパートを開始し、後続から迫ったフィエールマン、クロノジェネシスの追撃を振り切って、栄光のゴールへ飛び込んだ。

 天皇賞・秋を勝ったアーモンドアイは、父ロードカナロア、母フサイチパンドラ、母の父サンデーサイレンスという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)シルクレーシング。通算成績は14戦10勝。重賞勝ちは18年シンザン記念(G3)、桜花賞(G1)、オークス(G1)、秋華賞(G1)、ジャパンカップ(G1)、19年ドバイターフ(G1)、天皇賞・秋(G1)、20年ヴィクトリアマイル(G1)に次いで9勝目。

 また、天皇賞・秋連覇を果たしたのは、2002年と03年のシンボリクリスエスに次いで2頭目。02年は中山コースでの開催で、東京コースでの連覇は史上初となっている。管理する国枝栄調教師は昨年に続いて同レース連覇、春秋通算3勝目。C.ルメール騎手は2018年天皇賞・秋から春秋続けて5連覇を達成した。

●C.ルメール騎手、天皇賞5連覇達成
2018年 158回 天皇賞・秋 レイデオロ
2019年 159回 天皇賞・春 フィエールマン
2019年 160回 天皇賞・秋 アーモンドアイ 
2020年 161回 天皇賞・春 フィエールマン
2020年 162回 天皇賞・秋 アーモンドアイ