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【秋華賞】松山「馬におめでとうと言いたい」史上初の無敗牝馬三冠達成!

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2020/10/18 16:13

(C)スポニチ

 18日、京都競馬場で行われたG1・第25回秋華賞は、単勝1.4倍の断然の人気に応えて、デアリングタクトが史上初となる無敗の牝馬三冠を達成した。

秋華賞、勝利ジョッキーコメント
1着 デアリングタクト
松山弘平騎手
「ホッとした気持ちとここまで任せてくださった関係者の皆さんに感謝の気持ちで一杯です。パドックから入れ込みもあったのですが、この馬ならしっかりこなしてくれると信じていました。少しゲートでうるさい所もあったのですが、上手に出てくれましたし、ポジションも思っていたようなところで折り合いもつきましたし、しっかり流れに乗れて良い競馬が出来たかなと思います。力のある馬なので、最後はいいところを走らせようかなと思いました。強い馬もたくさんいたと思うんですが、自分の馬が1番強いと信じて、今日は挑みました。凄い力を発揮してくれたと思います。体も大きくなっていましたし、良い成長しているなと思いました。すごく嬉しく思いますし、こういった馬に出会えて自分は幸せだなと思いますし感謝したいです。ここまで無敗で来れていますし、出来ればこのまま負けたくないと思います。史上初の無敗の牝馬三冠ということで、プレッシャーもあったのですが、達成出来て嬉しい気持ちと、馬にありがとう、おめでとうと言いたいです。今日は史上初の無敗の牝馬三冠誕生ということで、応援してくださった皆さんありがとうございます」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 10月18日、京都11Rで行われた第25回秋華賞(3歳オープン・G1・牝馬・芝2000m・1着賞金=1億円)は、松山弘平騎乗の1番人気デアリングタクト(牝3・栗東・杉山晴紀)が勝利。史上初となる無敗の牝馬3冠が達成された。勝ちタイムは2:00.6。

 2着に10番人気のマジックキャッスル(牝3・美浦・国枝栄)、3着に9番人気のソフトフルート(牝3・栗東・松田国英)が入った。

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史上初、無敗の牝馬3冠

 レースでは五分のスタートから中団やや後方6番手付近へ。終始外目のいつでも動けるポジションから堂々とした競馬を展開し、勝負どころでも馬なりで進出。直線では馬場の真ん中から抜け出しを図り、後続の追撃を封じて史上初となる、無敗の牝馬3冠を達成した。鞍上の松山弘平騎手は、ゴール後左手で3本の指を掲げ、3冠をアピールした。

 秋華賞を勝ったデアリングタクトは、父エピファネイア、母デアリングバード、母の父キングカメハメハという血統。北海道日高町・長谷川牧場の生産馬で、馬主はノルマンディーサラブレッドレーシング。通算成績は5戦5勝。重賞は今年の桜花賞(G1)、オークス(G1)に次いで3勝目。また、松山弘平騎手、杉山晴紀調教師は秋華賞初勝利。

【全着順】
1着 デアリングタクト 松山弘平
2着 マジックキャッスル 大野拓弥
3着 ソフトフルート 藤岡康太
4着 パラスアテナ 坂井瑠星
5着 ミスニューヨーク 長岡禎仁
6着 オーマイダーリン 幸英明
7着 マルターズディオサ 田辺裕信
8着 ムジカ 秋山真一郎
9着 ウインマイティー 和田竜二
10着 フィオリキアリ 北村友一
11着 アブレイズ 藤井勘一郎
12着 ダンツエリーゼ 太宰啓介
13着 リアアメリア 川田将雅
14着 ミヤマザクラ 福永祐一
15着 ウインマリリン 横山武史
16着 サンクテュエール C.ルメール
17着 クラヴァシュドール M.デムーロ
18着 ホウオウピースフル 池添謙一