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【西内荘コラム】1歳馬の削蹄

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2020/10/17 09:18

 この時期、北海道の育成牧場にいた2歳馬のほとんどがトレセンに入厩、あるいは近郊の牧場でトレセンの入厩待ちとあり、それらの牧場はどこも満杯状態。一方、北海道の育成牧場は…というと1歳馬の馴到で忙しくなっています。1歳馬はまだ削蹄が主なので、私も3週で通っていたスパンを4週間に変更。一般的に競走馬の装蹄が最前線のトレセンで2~3週間に一度、近郊の育成牧場だと3週間の間隔で蹄鉄を打ち替えますが、蹄鉄を履かせる前の1歳馬は1ヶ月の間隔の削蹄で大丈夫。次に北海道へ行く時は紅葉を通り越して真冬の寒さでしょうね。

 先週のテレビ番組「逃走中」で、元プロ野球選手の新庄剛志さんがハンターから逃げ切る脚力を披露。現役時は重くても格好良さを求めて派手なスパイクを履いていたハズです。何年も前のこと、当時、アシックスのシューズ職人だった三村仁司さんと雑誌で対談した時に聞いたことがあります。マラソンの高橋尚子さん、野口みずきさん、メジャーリーガーのイチローさんらの履くシューズは手にとるだけで軽さが伝わったのに、対照的に新庄さんのスパイクは格好イイけどズシッと重みを感じたものです。競走馬はもちろん軽量の蹄鉄が有利です。