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【西内荘コラム】南部杯はサンライズノヴァ
2020/10/10 14:26
10月に入りイッキに涼しくなって秋めいてきましたが、装蹄師はまだ半袖のまま。馬の脚を抱える作業は汗をかくからで少々、肌寒くなっても平気です。先週の北海道でも半袖で仕事をしたほどなので、この仕事のエネルギー消費量は相当なものだと実感できます。
10月1日からJRA内では蹄の疾病の蟻洞(ぎどう)調査が始まりました。春にも調査はあったのですが、当時は担当馬にそういう症状の馬がいなかったので参加しませんでしたが、今月に入って2頭、蟻洞の馬がいたので再調査の第1号となりました。蟻洞は本来、最前線のトレセンから発症することはありませんが、感染する疾病でもあるので原因究明に協力は惜しみません。もっとも早期発見すれば進行を防ぐ方法はあるし、それほど気に病む疾病ではないのです。
今週の重賞に担当馬は京都大賞典のミスマンマミーアのみで人気薄はもちろん承知ですが、面白い存在になると思います。週明け月曜の交流G1マイルCS南部杯は連覇のかかるサンライズノヴァに期待します。