夏の小倉競馬がお盆に開幕を迎えるのは記憶にありません。街の飲食店もお盆休みが多いだろうし、本来であれば”出はなをくじかれた”と表現したくもなるのですが、コロナ禍でそもそも無観客を続行中。加えて厩舎関係者も門限があるので、いつもならにぎわう美食の街も今夜とあすの夜は閑散としていそうです。装蹄師も当番以外の移動は最小限にとどめるように努めているので、小倉が大好きな私ですら開催4週のうち、果たして何度行けるだろうか？と悶々としている状況です。

　さて、今週から新潟競馬は関西枠が減少します。元々、新潟の滞在馬はいないので装蹄の予定も立てやすいのですが、対照的に小倉競馬は滞在馬がおり、出馬が確定する木曜3時以降にも装蹄したりとか厩舎との連携でケース・バイ・ケースの対応。決して狙っているわけではないですが、担当馬に小倉競馬の滞在や、あるいは栗東を出発するまでに蹄鉄の打ち替えが間に合わなかった場合は私の出番だな…とひそかにもくろんではいます。

　小倉記念はタニノフランケルで評価は低いですが、装蹄の感触は良いのでアッと言わせてもらいたい。