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【クラスターC】和田竜「今後に期待」レース後関係者コメント
2020/8/11 05:55
10日、盛岡競馬場で行われた交流G3クラスターカップは、1番人気に支持された武豊騎乗のマテラスカイがゴール前の接戦を制してレコードV。2018年以来、久々の重賞制覇を飾った。2番人気に支持された和田竜二騎乗のトップウィナーは4着に敗れた。
クラスターカップ、レース後関係者コメント
1着 マテラスカイ
武豊騎手
「今日はチャンスがあるレースだと思っていましたが、相手も強い馬が揃っていましたから、万全の競馬ができないと勝てないなとも思っていました。マテラスカイは今まではほとんどのレースで先手を奪ってきたんですけど、今日は他にも速い馬がいましたし、枠も少し外だったので、内の方が速ければ2番手でもと思っていました。最後の最後で失速するレースが続いていたから最後まで分からなかったですね。ただ今日の直線に向いたあたりの手応えなら大丈夫かなという感じはありました。スピードはやはり現役屈指のものを持っている馬。今後の状況にもよりますがまた一緒に海外に行けたら良いなと思っています。久しぶりのお客さんの前のレースだったので馬の方は落ち着いていたんですが僕が緊張しました(笑)。ですがお客さんに見に来ていただいてこその競馬かなということを改めて実感しました。今日は久しぶりにファンの皆さんの前でレースができて嬉しかったです」
森秀行調教師
「ヒロシゲゴールドが速いだろうとは思っていましたがこれほど速いとまでは。ですが2番手から差したんでね。これまでは逃げ切る形だった馬がこういう競馬ができたのは良かったと思います。2番手でも自分のペースで行けましたから見ていて特に不安はなかった。ただ前が止まらないんじゃないかとも感じたので、差し切ってくれて正直ちょっとホッとしました。去年は状態が整わなくてローテーションも中途半端な感じになって力を出しきれなかった。今年は、この勝利ではずみを付けて、コロナの問題があって難しいけどなんとかまたアメリカに行きたい。今後はJBCに向かうか、行けるならブリーダーズカップを目指したいと考えています」
2着 ヒロシゲゴールド
藤岡康太騎手
「スタートが上手に決まりましたし、枠も枠なので逃げるつもりで運びました。レコード決着の中で、リズム自体は悪くなかったんですけれど、今日は相手が一枚上でした」
3着 ブルドックボス
御神本訓史騎手
「状態は最近の中では一番良かったですし、最後は詰めてきているけれど、59㎏は酷でしたね。前も止まらないレコード決着の中ですし、十二分に走っているとは思います」
和田竜「今後に期待」
4着 トップウィナー
和田竜二騎手
「外の良い枠を引いたので、何とか勝ち馬に付いていこうと思っていたんですけれど、息を入れたいところでまた早くなってしまいました。強いメンバーで1,200mも初めてでしたし、まだまだこれからの馬だと思いますので、今後に期待したいです」
5着 メイショウアイアン
落合玄太騎手
「去年に比べて雰囲気が凄い良いなと思いました。今年は砂をかぶる形になってなかなか道中進んでいきませんでした。終いは伸びて来てくれるのですが、あの位置からでは厳しい競馬になりました」
レース結果、詳細は下記のとおり。
10日、盛岡競馬場で行われた10R・クラスターカップ(Jpn3・3歳上オープン・ダ1200m)は1番人気、武豊騎乗、マテラスカイ(牡6・栗東・森秀行)が快勝した。半馬身差の2着に3番人気のヒロシゲゴールド(牡5・栗東・北出成人)、3着にブルドックボス(牡8・浦和・小久保智)が入った。勝ちタイムは1:08.5(良)のレコードタイム。
2番人気に支持された和田竜二騎乗のトップウィナー(牡4・栗東・鈴木孝志)は、伸び切れず4着に敗れた。
レコードV
1番人気に支持された武豊騎乗のマテラスカイが、その人気に応えて2018年プロキオンステークス以来、久々の重賞制覇を飾った。スタートからダッシュ良く先行して、逃げた3番人気のヒロシゲゴールドをキッチリとマーク。勝負どころでも抜群の手応えで進出し、直線では完全に2頭のマッチレースとなった。最後まで互いに譲らぬ追い比べを展開し、ゴール前でマテラスカイがヒロシゲゴールドを競り落とした。
マテラスカイ 30戦7勝
(牡6・栗東・森秀行)
父:Speightstown
母:Mostaqeleh
母父:Rahy
馬主:大野剛嗣
生産者:Lynch Bages LTD
【全着順】
1着 マテラスカイ
2着 ヒロシゲゴールド
3着 ブルドックボス
4着 トップウィナー
5着 メイショウアイアン
6着 ショーム
7着 アユツリオヤジ
8着 スティンライクビー
9着 ブラゾンドゥリス
10着 シャドウパーティー
11着 ミスティカル
12着 サマニー
13着 ツルオカボルト