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【西内荘コラム】蟻洞が近年多くなっている
2020/6/27 17:50
上半期の締めくくりは宝塚記念ですが今年は担当馬がいません。従って個人的な上半期の締めくくりのG1はハイレベルな顔ぶれが集まった帝王賞3着のチュウワウィザードでした。それにしても宝塚記念で外野の身というのは寂しいものです。
話が変わって競走馬の蹄の疾病に「蟻洞(ぎどう)」があって、近年は多くなっているようです。以前は牧場のみの疾患で、トレセンでほとんど見ることはなかったのですが、近年は牧場と直結しているからか、それとも馬房が寝わらからチップへと移行しらからか?ハッキリと原因が分かっていません。治療に蹄の角度を変えたり、削開の方法もあるけど特効薬としてはジクロキサ軟こうが効果的。ところが、このジクロキサ軟こうが廃止されるというので買いだめしないといけない状況になっています。実はこの薬は牛の乳房炎の薬なのです。詳しくは知りませんが、牛の需要が少なくなって廃止ということなのでしょうか。馬にも効果があると知れわたって需要が増えつつありましたが、牛の需要に比べると微々たるものなのでしょう。代用探しに悩みのタネが一つ増えました。