競馬ニュース 競馬ニュース

【帝王賞】音無師「秋はJBC。その後はチャンピオンズC」クリソベリルが国内無敗

過去の記事

2020/6/24 21:06

 24日、大井競馬場で行われた交流G1・帝王賞は、2番人気に支持された川田将雅騎乗のクリソベリルがダート王者としての貫禄を示した。国内最強とも言えるメンバーが揃った一戦を難なく制した。

音無秀孝調教師
「けっこう難しくて、ドバイから帰って競馬をしていないんですけど、帰ってきた時にかなり体重が減っていまして、そこから2ヶ月あまりで身体をほぐして厩舎に入れたという状況でしたから、心配はずっとありました。何とかかんとか体重も戻って、良い状態になっていましたから、最終追い切りを見た時にこれなら行けるなと思っていましたので良かったです。この馬のことは川田くんが一番よく分かっていまして、残念ながらドバイでは彼に乗せてもらえなかったんですけども、でも国内ではずっと乗っていましたし、あの馬の気持ちは全部分かっていますからね。今日もスタート決めたからもう全部上手くいきましたね。もうほぼ完璧に乗ったと思うんですよ。以前はあまりテンに行けない馬だったんです。この頃は安定したスタートを切るもんですから、好位で上手く立ち回って、良いレースが出来ると思います。何も狂うなと思って見ました。秋はJBC。またここから始まるんではないかなと。その後はチャンピオンズカップをいきまして、それで終わりかなと思います。秋は今日よりもっと仕上げやすい感じになると思います。夏休みをした上に放牧で鋭気を養って、秋はもっと良い状態で帰ってきてくれると思うので、もう一回りもね、まだ成長期ですから強くなって欲しいと思いますので、また皆さんよろしくお願いします」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 24日、大井競馬場で行われた11R・帝王賞(Jpn1・4歳上オープン・ダ2000m)で2番人気、川田将雅騎乗、クリソベリル(牡4・栗東・音無秀孝)が快勝した。2馬身差の2着に1番人気のオメガパフューム(牡5・栗東・安田翔伍)、3着にチュウワウィザード(牡5・栗東・大久保龍志)が入った。勝ちタイムは2:05.3(重)。

【帝王賞】川田「圧倒的なポテンシャル」クリソベリルが国内無敗

G1・3勝目

 国内無敗のクリソベリルがまたしてもライバルを楽々ねじ伏せた。好スタートを切ってじわっと3番手の位置でスムーズにレースの流れに乗ると、3コーナー付近で1番人気のオメガパフュームが押し上げていき張るように勝負どころへ。直線入り口から後続を一気に突き放して、2馬身差で楽々ゴールした。この勝利で国内に限れば7戦7勝。もはや国内に敵なしとダート王者としての力を示した。

クリソベリル 8戦7勝
(牡4・栗東・音無秀孝)
父:ゴールドアリュール
母:クリソプレーズ
母父:エルコンドルパサー
馬主:キャロットファーム
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 クリソベリル
2着 オメガパフューム
3着 チュウワウィザード
4着 ワイドファラオ
5着 ノンコノユメ
6着 ケイティブレイブ
7着 ミツバ
8着 ストライクイーグル
9着 サブノクロヒョウ
10着 ルヴァンスレーヴ
11着 ヒカリオーソ
12着 キャッスルクラウン
13着 モジアナフレイバー
14着 フレアリングダイヤ