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【オークス】松山「馬にありがとうと言いたい」デアリングタクトが無敗の2冠を達成!
2020/5/24 21:50
24日、東京競馬場で行われたG1・オークスは、1番人気に支持された松山弘平騎乗のデアリングタクトが63年ぶりとなる無敗の2冠を達成した。2番人気に支持されたレーン騎乗のデゼルは11着に敗れた。
オークス、勝利ジョッキーコメント
1着 デアリングタクト
松山弘平騎手
「なんとか期待に応えることが出来てホッとしてしています。スタートも良かったのである程度中団のポジションが取れそうだなと思ったのですが、内目の争いも激しくて1、2コーナーで狭くなったりとか、ぶつかったりとかもあったので、そこでポジションを突っ張るよりは1列下げて溜めることに専念しました。凄い脚を使える馬なので、開いたところを行こうと思っていました。外に出そうと思ったのですが、少し狭くなったので切り返して真ん中の方を狙ったのですが、本当に馬の力が強くて、しっかりと伸びてくれて馬に助けられました。初めての1番人気で凄い期待をされていたと思いますし、なんとか期待に応えたいという思いでここまで来ました。プレッシャーもありましたが、勝つことが出来て良かったですし、馬も落ち着いていて厩舎の方でもしっかりと仕上げてくださったので感謝したいです。頑張ってくれた馬にありがとうと言いたいです」
レース結果、詳細は下記の通り。
24日、東京競馬場で行われた11R・オークス(G1・3歳オープン・牝・芝2400m)で1番人気、松山弘平騎乗、デアリングタクト(牝3・栗東・杉山晴紀)が快勝した。1/2馬身差の2着にウインマリリン(牝3・美浦・手塚貴久)、3着にウインマイティー(牝3・栗東・五十嵐忠男)が入った。勝ちタイムは2:24.4(良)。
2番人気でD.レーン騎乗、デゼル(牝3・栗東・友道康夫)は、11着敗退。
史上2頭目の無敗の2冠馬
1番人気に支持された松山弘平騎乗のデアリングタクトが、1957年のミスオンワード以来、63年ぶり史上2頭目となる無敗の2冠を達成した。五分のスタートから内枠を利して道中は内ラチ沿いの後方集団で流れに乗ると、しっかり折り合いをつけて虎視眈眈と前を伺った。直線の攻防では進路を探しながら上手く馬群を捌き一歩づつ前へ詰め寄ると、先に抜け出したウインマリリンをゴール寸前で捉えた。鞍上の松山騎手は無観客のスタンドに高々と右手を掲げ、レース後の談話では「馬に助けてもらった」と同馬の走りを労った。
デアリングタクト 4戦4勝
(牝3・栗東・杉山晴紀)
父:エピファネイア
母:デアリングバード
母父:キングカメハメハ
馬主:ノルマンディーサラブレッドレーシング
生産者:長谷川牧場
【全着順】
1着 デアリングタクト
2着 ウインマリリン
3着 ウインマイティー
4着 リアアメリア
5着 マジックキャッスル
6着 チェーンオブラブ
7着 ミヤマザクラ
8着 ホウオウピースフル
9着 リリーピュアハート
10着 マルターズディオサ
11着 デゼル
12着 ウーマンズハート
13着 サンクテュエール
14着 フィオリキアリ
15着 クラヴァシュドール
16着 スマイルカナ
17着 アブレイズ
18着 インターミッション