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【西内荘コラム】ダービーはディープボンド

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2020/5/16 13:00

 今年はダービーに担当馬がいないピンチをディープボンドが救ってくれました。先週の京都新聞杯で勝利し、競馬の祭典への最終キップを獲得。以前はトモ(後肢)の緩かったボンドですが、最近は装蹄するごとに感触が良く、本番までにもう一段アップしそうな感じです。

 滋賀県の緊急事態宣言は解かれましたが、5月中は北海道の出張を自粛することにします。若駒から一貫性をもった削蹄&装蹄はかれこれ25年間は続けていますが、今年はコロナ禍のイレギュラーな年。幸いウチで修行している腕利き装蹄師がいるので、5月は私が現地に出向かなくても肢勢、蹄形、矯正の連絡をとりつつ協力してもらっています。

 先日、スーパーに買い物に行くとマスクもしないでしゃべっている人がいて、エチケットに反する行為だと思いました。マスクは自分の飛沫を周囲に飛ばさないもの…と知れば、マスクなしの来店は身勝手。ハードな仕事の装蹄師には息苦しくて酸欠になりそうですが、競馬を続けるのに人前でマスク装着は必須と自覚しています。

 さて、京王杯スプリングカップのケイアイノーテックは装蹄の感触だけで言えば低迷のトンネルが完全に脱しています。あとはレースで結果をだすだけです。