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【西内荘】スマートクラージュでダービーへ

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2020/5/9 10:16

 今週からG1レースは東京競馬場で5週連続の開催ですが、私は栗東トレセンに居残って装蹄に取り組む日々です。例年なら毎週のように北海道やG1の舞台に飛び回っているけど、今年は政府の推し進める自粛に沿った責任ある行動をしています。5月、といえばダービーを頂点に盛り上がる月。しかし今年は異例づくしで取材記者のトレセン入場の規制が厳しく、対面する長時間の取材もNGだとか。そうとあって先日、東京の雑誌記者から初めて動画のオンライン取材を受けました。雑誌社にすれば交通費はかからないのでありがたい!?と思いがちですが、取材する側も、される側も刺激がないというのが正直な感想です。

 人とはこうして極力、会わないようにできても、馬とは”濃厚接触”は避けられず、もちろん大歓迎。私は装蹄馬の削蹄に関して、ほぼ一人でやるので馬の脚を抱える時間は一日で延べ約4時間。体力勝負なのです。そんな濃厚接触から強烈な好感触はプリンシパルステークスのスマートクラージュ。素質は一級品なので1着権利のみのダービーの座を射止めてほしいものです。