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【天皇賞・春】武豊「自分との戦い」レース後ジョッキーコメント

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2020/5/4 07:30

 3日、京都競馬場で行われたG1天皇賞・春は、1番人気に支持されたフィエールマンがゴール寸前で差し切り、史上5頭目の連覇を達成した。勝利したルメール騎手は、緊急事態宣言で自粛している競馬ファンに「皆さん頑張ってください」とエールを呼びかけた。

天皇賞・春、レース後ジョッキーコメント
1着 フィエールマン
C.ルメール騎手
「凄く嬉しく思います。天皇賞2連覇は素晴らしいです。直線では馬の反応が良かったです。良いペースだったので楽勝かと思いましたけど、前の馬が頑張ったのでゴールまでファイトしなければなりませんでした。コンディションは良かったです。リラックスして走ってくれたら最後良い脚を使ってくれるので、後ろのポジションを取りたいと思っていました。プレッシャーなく、スムーズな競馬が出来たので最後はフルパワーを使うことが出来ました。今回はコロナで皆さん大変ですが、家にとどまった方がいいです。テレビの前で応援ありがとうございます。早く競馬場で会いたいですが、皆さん頑張ってください」

2着 スティッフェリオ
北村友一騎手
「抜け出してからも手応えがありましたが、ラスト100mで息が上がってしまいました」

4着 ユーキャンスマイル
浜中俊騎手
「よく頑張ってくれました。スムーズな競馬はできたと思います」

5着 トーセンカンビーナ
藤岡康太騎手
「前半はリズム良く運べましたが(2周目の)下りで遅れてしまいました。最後は差を詰めてくれているのですが…」

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武豊「自分との戦い」

6着 キセキ
武豊騎手
「スタートは上手くいきましたが、1周目の直線でスイッチが入ってしまいました。あそこで我慢出来なかったのが勿体なかったです。自分との戦いですね。2、3番手で行ければ良かったのですが…」

7着 モズベッロ
池添謙一騎手
「何とか我慢してくれましたが、(ハミを)噛んでるところがありました。微妙に距離が長かったのかもしれません。力はつけてきています」

8着 メイショウテンゲン
幸英明騎手
「3、4コーナーで上がっていってミッキースワローについて行こうと思ったのですが、坂の下りでコーナーを回り切れず置かれてしまいました」

10着 エタリオウ
川田将雅騎手
「今出来る精いっぱいの走りをしてくれたと思います」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 3日、京都競馬場で行われた11R・天皇賞・春(G1・4歳上オープン・芝3200m)で1番人気、C.ルメール騎乗、フィエールマン(牡5・美浦・手塚貴久)が快勝した。ハナ差の2着にスティッフェリオ(牡6・栗東・音無秀孝)、3着にミッキースワロー(牡6・美浦・菊沢隆徳)が入った。勝ちタイムは3:16.5(良)。

 2番人気で浜中俊騎乗、ユーキャンスマイル(牡5・栗東・友道康夫)は、4着敗退。

昨年に引き続き連覇

 1番人気に支持されたルメール騎乗のフィエールマンが史上5頭目の天皇賞・春連覇を達成した。レース展開はキセキがスタートを出て、正面スタンド前から先頭に立つ形に。隊列は縦長で進む中、フィエールマンは中団に位置につけてじっくりと前を伺った。武豊のキセキが先頭で直線を迎え、フィエールマンは大外からスパートを開始。直線半ばからスティッフェリオが先に抜け出し、フィエールマンはゴール寸前で猛追。クビの上げ下げで僅かにハナ差、差し切りを決めた。鞍上のルメール騎手は2018年天皇賞・秋から、2019年天皇賞・春、秋、そしてこの勝利で天皇賞を4連勝となった。令和の盾男と言わんばかりの見事な騎乗だった。

フィエールマン 10戦5勝
(牡5・美浦・手塚貴久)
父:ディープインパクト
母:リュヌドール
母父:Green Tune
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 フィエールマン
2着 スティッフェリオ
3着 ミッキースワロー
4着 ユーキャンスマイル
5着 トーセンカンビーナ
6着 キセキ
7着 モズベッロ
8着 メイショウテンゲン
9着 ダンビュライト
10着 エタリオウ
11着 メロディーレーン
12着 ミライヘノツバサ
13着 ハッピーグリン
14着 シルヴァンシャー