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【東京プリンセス賞】矢野「ほっとしています」アクアリーブルが2冠達成

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2020/4/30 06:00

写真提供:大井競馬場

 28日、南関東牝馬3冠の第2戦、S1・東京プリンセス賞は、3番人気のアクアリーブルが直線で抜け出して、桜花賞に続く2冠を達成した。このレースの1、2着馬には関東オークス(6月10日・川崎)への優先出走権が与えられる。

1着 アクアリーブル 
矢野貴之騎手
桜花賞馬の騎乗依頼をいただいて緊張していたのですが、結果を出せてほっとしています。この馬には船橋で騎乗した時から、大井の1800は合いそうだなというイメージはあったので、関係者から騎乗依頼をいただいて勝つことができて安心しています。 道中は無理のないところで競馬したいなと思っていたのでいい位置をとれたと思います。この馬は真面目すぎず、気を抜くところもあり、そこが良い結果につながりました。初めて乗せてもらってから成長しているなと感じています。 厳しい状況が続きますが、一日でも早く皆様がまた競馬場で競馬を見ることができるようにひとりひとりができることをしっかりやって、みんなでこの難局を乗り越えられたらなと思います。これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします」
 
佐藤賢二調教師
「矢野騎手がうまくのってくれて勝ててほっとしています。レースまでの調整は自分の思いどおりの調教ができたと思います。矢野騎手には3、4番手くらいについて、競馬してくれと指示していて、指示とおり理想のポジションで追走してくれました。直線は少しハラっとしたがゴール前でのびてくれたので、大丈夫だなと思いました。 距離は2,000メートルくらいまでならこなすと思うので、心配していません。次走は状態をみながら仕上げていきたいと思います。この馬は牝馬だけど入れ込むことなく、おとなしいですし、今後も成長が期待できます。コロナウイルスが一時期でも早く収束して、お客様が競馬場に来られることを願っております」
 
2着 リヴェールプリス
水野翔騎手
「追切で乗らせてもらって、スタミナ勝負になればと思っていたのでいい走りをしてくれました。勝った馬が強かったですし、内にもたれたり手前を替えるのも遅かったですが、今回のメンバーでここまでやれたので今後が楽しみです」
 
3着 ルイドフィーネ
笹川翼騎手 
「馬は休み明け2戦目で良い状態でした。スタートも良かったし、内容は今までで一番良かったです。欲を言えば直線もう少し伸びがあればと思ったが、そのあたりは、これからまだまだ伸びると思います。1800mは問題ないです。外にもたれるところがあるので、外を回さないように気を付けました。直線はうまく手前をかえられました。勝った馬が強かったです」
 
4着 レイチェルウーズ 
本田正重騎手
「道中折り合いに気を付けて乗っていましたが、その点は問題なかったです。思っていた通りの位置につけることはできましたが、あまり伸びなかった。少し距離的に長いのかもしれません」
 
 レース結果、詳細は下記のとおり。

写真提供:大井競馬場

 28日、大井競馬場で行われた11R・東京プリンセス賞(S1・3歳オープン・牝・ダ1800m)で3番人気、矢野貴之騎乗、アクアリーブル(牝3・船橋・佐藤賢二)が快勝した。1.3/4馬身差の2着にリヴェールブリス(牝3・船橋・米谷康秀)、3着にルイドフィーネ(牝3・川崎・内田勝義)が入った。勝ちタイムは1:54.4(重)。

 1番人気で本田正重騎乗、レイチェルウーズ(牝3・船橋・林正人)は4着、2番人気で本橋孝太騎乗、カラースキーム(牝3・大井・渡邉和雄)は16着敗退。

アクアリーブル 16戦5勝
(牝3・船橋・佐藤賢二)
父:パイロ
母:アスカリーブル
母父:ブラックタキシード
馬主:新生ファーム
生産者:新生ファーム