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【羽田盃】山崎誠「想定より前めな競馬」レース後ジョッキーコメント
2020/4/30 06:01
29日、大井競馬場で行われたS1・羽田盃は、4番人気に支持されたゴールドホイヤーが抜け出して快勝した。1着〜5着馬には東京ダービー(6月3日・大井)、1着馬にはジャパンダートダービー(7月8日・大井)への優先出走権が与えられる。
1着 ゴールドホイヤー
山崎誠士騎手
「折り合いをつけて馬の力を100%引き出せれば結果はついてくると信じていました。想定より前めな競馬になり、イメージと違って驚いたが、しまいもしっかり止まらず、すごい馬だと思いました。去年に引き続き、東京ダービーに出走できるので良い結果を出せるようにしたいです。今は大変な状況ではありますが、皆さんを競馬で笑顔にできるよう、騎手・調教師・厩務員一致団結して頑張ります」
岩本洋調教師
「雲取賞を勝たせていただいてあと、今日は少し間隔があいたので、レース感が心配でしたが、わたくしの心配に及ばない結果で大変喜んでおります。非常に丈夫な馬ですから、普段から強めに乗っている馬で、本数も重ねているものですから、先へ向けてはできすぎてしまったかとそっちの方が心配で見ていました。
(東京ダービーについて)
できれば連覇したいところですが、競馬ですので、なにがあるかわからないので、一生懸命馬を管理できればと思います。
(川崎勢の羽田盃制覇は平成16年以来ということについて)
一番の目標はダービーでしたので、今回は思った以上にいい結果でしたが、川崎の馬がこれまでそんなに勝てなかったのかなと改めて感じているところです。
(東京ダービーに向けて)
この馬は入厩当時、非常にやんちゃで苦労しましたが、成長してくれて、馬も前向きに、間隔あいても今回のように体ができて走れる馬なのかなと。ダービーに向けては、馬と相談しながら、無理せずにじっくりとうまく調整できればと思います。東京ダービーはみなさまの前でレースができるか心配ですが、できれば臨場感のある中でみなさまに応援していただいて結果を出したいと思いますので、応援のほどよろしくお願いいたします」
2着 ブラヴール
本橋孝太騎手
「順調に調教ができていたので、馬は良い状態でした。東京ダービーに向けて期待ができるレースだったと思います。スタート1ハロンの位置取りが課題です。最後は良い足を使ってくれます」
3着 ファルコンウイング
左海誠二騎手
「思っていた通りの形で進めることができましたし、粘ることができました。マイペースで行ければ今日のような競馬ができるし、今後はもう一段階レベルアップができそうです」
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笹川「上積みがあれば期待できる」
4着 ティーズダンク
笹川翼騎手
「自分の馬も伸びてはいましたが、前残りのレースで流れが向きませんでした。終いは良い足を使うので、ペースは流れたほうが良いと思います。次は東京ダービーなので、上積みがあれば期待できると思います」
レース結果、詳細は下記のとおり。
29日、大井競馬場で行われた11R・羽田盃(S1・3歳オープン・ダ1800m)で4番人気、山崎誠士騎乗、ゴールドホイヤー(牡3・川崎・岩本洋)が快勝した。2馬身差の2着に2番人気のブラヴール(牡3・船橋・佐藤賢二)、3着にファルコンウィング(牡3・浦和・小久保智)が入った。勝ちタイムは1:53.3(稍重)。
1番人気で矢野貴之騎乗、コバルトウィング(牡3・大井・藤田輝信)は、7着敗退。
ゴールドホイヤー 7戦5勝
(牡3・川崎・岩本洋)
父:トランセンド
母:ベルグポルカ
母父:ピルサドスキー
馬主:岡田初江
生産者:静内酒井牧場