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【桜花賞】松山「無我夢中で追いました」デアリングタクトが桜の女王

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2020/4/12 22:05

(C)スポニチ

 12日、緊急事態宣言後、最初の競馬開催として阪神競馬場で行われたG1・桜花賞は2番人気に支持されたデアリングタクトが差し切りでV。1番人気に支持された武豊騎乗のレシステンシアをゴール寸前で捉えて桜の女王に輝いた。

1着 デアリングタクト
松山弘平騎手
「強い競馬をしてくれて馬にも感謝していますし、乗せて戴いた関係者の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。ポジションはあまり意識していなかったのですが、馬のリズムを大事に乗ろうと思っていました。最後は良い脚を使ってくれるなと信じていました。前もかなり離れていたんですけども、この馬なら届くと信じて最後は外に出して無我夢中に追いました。本当に馬がしっかり応えてくれて強い競馬をしてくれたなと思います。最後の最後まで必死で、最後捉えるまではわからなかったのですが、なんとかかわしてくれという気持ちでした。折り合いさえつけば距離も大丈夫だと思います。沢山良い馬に乗せて戴いていて感謝しかありません。1日でも早く皆さまの前でレースが出来るように心より願っています」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 12日、阪神競馬場で行われた11R・桜花賞(G1・3歳オープン・牝・芝1600m)で2番人気、松山弘平騎乗、デアリングタクト(牝3・栗東・杉山晴紀)が快勝した。1.1/2馬身差の2着に1番人気のレシステンシア(牝3・栗東・松下武士)、3着にスマイルカナ(牝3・美浦・高橋祥泰)が入った。勝ちタイムは1:36.1(重)。

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エピファネイア産駒 デアリングタクト

 拍手も歓声も無いなか、静かに競馬場にファンファーレが響き渡り、緊急事態宣言後初のG1レースがスタート。雨が降る厳しい馬場コンディションの中、デアリングタクトは後方集団で折り合いをつけて直線勝負にかけるかたちになった。直線では大外に持ち出してスパートを開始すると、先に抜け出した武豊騎乗のレシステンシアをゴール前で捉えて栄光のゴールへ飛び込んだ。勝利した松山弘平騎手は右手を高々と無観客のスタンドに向けて突き上げた。

デアリングタクト 3戦3勝
(牝3・栗東・杉山晴紀)
父:エピファネイア
母:デアリングバード
母父:キングカメハメハ
馬主:ノルマンディーサラブレッドレーシング
生産者:長谷川牧場

【全着順】
1着 デアリングタクト
2着 レシステンシア
3着 スマイルカナ
4着 クラヴァシュドール
5着 ミヤマザクラ
6着 サンクテュエール
7着 フィオリキアリ
8着 マルターズディオサ
9着 エーポス
10着 リアアメリア
11着 チェーンオブラブ
12着 マジックキャッスル
13着 ケープコッド
14着 インターミッション
15着 ヒルノマリブ
16着 ウーマンズハート
17着 ナイントゥファイブ
18着 ヤマカツマーメイド