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【西内荘コラム】忘れな草賞に良血馬2頭

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2020/4/11 13:30

 世界中の人々が経験したことのない”見えない敵”と闘っています。まるで映画のようなシーンが現実のものとなり、日本も深刻さを増すばかりです。スポーツの灯が完全に消えた中で競馬は無観客で行われており、栗東トレセンで競走馬がトレーニングして、われわれが仕事をできていることに感謝しかありません。これはもちろん現場にいるすべての人間が細心の注意を払っているからで、私もトレセンを一歩でる時は完全防備、むやみな外出も控えています。

 そうした中、先週末は慎重を期して北海道の牧場で装蹄をしてきました。コロナウィルスの対策で出張を自制し、装蹄の間隔が空いていたので予想通り若駒の装蹄はペラペラにすり減っていましたが、肢勢に支障がなくひと安心。それにしても交通機関や牧場などは徹底的に予防管理が行き届く努力を講じており頭が下がりました。

 土曜9Rの忘れな草賞はG1桜花賞の舞台こそ踏めなかったもののライティア、ルビーカサブランカの良血馬2頭はこの先に目を向けていける素材です。