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【西内荘コラム】ケイアイノーテックが好感触

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2020/4/4 13:55

 世の中が新型コロナウイルスで混迷している中、無観客とはいえ競馬が開催できていることに競馬サークルの全員が感謝の念を抱いていることでしょう。古株になってきた私ですが、もちろん戦争を知らない世代だし命の恐怖を日々の生活の中で感じることは初めて。仕事ができることへの感謝を抱きつつ、同時に細心の注意をはらって装蹄しています。

 それにしても予定通りドバイに行っていたら、まだ栗東トレセンへの立ち入りが許可されていないことになるのだから、それを考えれば私にもまだ運は残っている?ただ、悩ましいのは北海道の牧場で待ち受けている若馬の装蹄の仕事。先週の出張をスライドして今週に持ち越したのに皮肉にもコロナ感染はさらに全国で広がりをみせています。今が大事な若馬の蹄をこれ以上、伸ばし過ぎると将来の肢勢に影響を与えかねないので、明日は見えない敵と戦いながら飛行機に乗り北海道へ行ってきます。

 今週のG1大阪杯に担当馬はいませんが、重賞でいえばダービー卿CTのケイアイノーテックが担当馬。この馬は3歳時にG1馬(一昨年のNHKマイルC)となって以降、白星から見放されていますが、そろそろ復活!?と思えるほどに装蹄は好感触です。穴党ファンは頭の片隅に覚えておいてください。