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【西内荘コラム】ウィルス対策を徹底

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2020/3/14 14:00

 わが家の庭には種類の違う3本の桜の樹木が植えてあって、その内の1本のおかめ桜はまもなく満開を迎えます。暖冬の影響で開花が早く、この分なら例年と違ってドバイ遠征前に桜の花びらが散りそうな感じです。

 こうした春の陽気に誘われて厚着から薄着になっても、新型コロナウィルスの影響がある今年ばかりはマスクを外せないですよね。ただ、マスクを着用しての装蹄はけっこう大変で…。なぜなら装蹄はハードな作業で口元をマスクで覆っていると息苦しくなるからです。すでに栗東トレセンにはウイルス対策のマニュアルがあって周知徹底されています。厩舎、というのはある意味ではスペシャリストの集団。もし、多くの者に感染したら代役を務めるのにも限界があるわけで、私たち装蹄師も同様で仮に2週間隔離される事態になれば、担当馬で脚元の難しい馬の場合は致命傷にもなりかねません。出張、遠征の多い競馬サークルですから、絶対に感染しないように細心の注意の日々が続きます。