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【エリザベス女王杯】Mデムーロ「勝った馬は強かったです」レース後ジョッキーコメント

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2019/11/11 06:05

(C)Yushi Machida

 11月10日、京都競馬場で行われたG1・エリザベス女王杯は、3番人気に支持されたスミヨン騎乗のラッキーライラックが最内を突き抜けて約1年8ヶ月ぶりの勝利を飾った。2歳女王になって以来、3歳シーズンでは勝ちきれないレースが続くことも多かったが、スミヨンの手に導かれて勝利を掴み取った。2着は同レース、3年連続2着となったクロコスミア。

エリザベス女王杯、レース後ジョッキーコメント
1着 ラッキーライラック
C.スミヨン騎手
「調教にも乗ったんですが調教に乗ったときから非常に良い馬だなというイメージは持っていました。今日パドックに行って馬を見た時には非常にウォーキングも良かったですしシェイプも良かったというところで自分としても自信を持って乗りました。自分としては最初のポジションとしてもう少し前のポジションを取る予定だったんですがスタートがそれほどクイックに行けなかったと言うことで思ったよりは後ろの位置になってしまいました。ただ、前走よりも距離が伸びていますし、ここで無理に押して行ってポジションを上げてもしょうがないので、内枠ということもありますから溜めていこうと、ふと前を見ると人気馬もいましたし道中ついて行こうという感じで行きました。4コーナー前の段階では坂道を降りてきて加速もついてので外を回ろうと一瞬思ったんですが、パッと右側を見ると内ラチがあいていたので内をつきました。そこもすごくラッキーだと思うんですけれども、まずその中で仮に内があいたとしてもこの馬のこの切れる脚がなければ勝てなかったと思いますし、そういう部分は非常にこの馬が良かったと思いました」

2着 クロコスミア
藤岡佑介騎手
「後ろからくるのは分かっていましたし、待たずにイメージ通りの競馬が出来ました」

3着 ラヴズオンリーユー
M.デムーロ騎手
「色々敗因があると思いますが、休養明けだったこともありますね。勝った馬は強かったです」

4着 センテリュオ
C.ルメール騎手
「反応は良かったですね。このメンバーでよく頑張ってくれました」

北村友「前走のような持続する脚が…」

(C)Yushi Machida

5着 クロノジェネシス
北村友一騎手
「馬は秋華賞の時より落ち着いていると思いました。スタートもしっかり出て良いポジションも取れましたが、少し行きたがったところがありました。下りでペースアップしたところで戸惑っていて、前走のような持続する脚が使えませんでした」

8着 アルメリアブルーム
武豊騎手
「勝ち馬と同じところで競馬ができました。最後も伸びてくれました」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 10日、京都競馬場で行われた11R・エリザベス女王杯(G1・3歳上オープン・牝・芝2200m)で3番人気、C.スミヨン騎乗、ラッキーライラック(牝4・栗東・松永幹夫)が快勝した。1.1/4馬身差の2着にクロコスミア(牝6・栗東・西浦勝一)、3着に1番人気のラヴズオンリーユー(牝3・栗東・矢作芳人)が入った。勝ちタイムは2:14.1(良)。

 2番人気で北村友一騎乗、クロノジェネシス(牝3・栗東・斉藤崇史)は、5着敗退。

オルフェーヴル産駒 ラッキーライラック

(C)Yushi Machida

 スミヨンの神騎乗が炸裂、ラッキーライラックを約1年8ヶ月ぶり復活の勝利に導いた。同馬は好スタートを決めると、最内で腹を括るようにじっと我慢。中団の位置でじっくりと脚を溜めた。勝負どころでは綺麗に最内をさばき一気に末脚を伸ばすと、逃げねばるクロコスミアをとらえて見事な差し切り勝ちを決めた。ラッキーライラックは、2歳女王になってからチューリップ賞は勝利したもののそれ以来勝利から遠ざかっていた。スミヨン騎手は京都外回りコースを知り尽くしたようなさばきで、同馬を勝利に導いた。

ラッキーライラック 12戦5勝
(牝4・栗東・松永幹夫)
父:オルフェーヴル
母:ライラックスアンドレース
母父:Flower Alley
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 ラッキーライラック
2着 クロコスミア
3着 ラヴズオンリーユー
4着 センテリュオ
5着 クロノジェネシス
6着 サラキア
7着 スカーレットカラー
8着 アルメリアブルーム
9着 サトノガーネット
10着 フロンテアクイーン
11着 ウラヌスチャーム
12着 ゴージャスランチ
13着 レイホーロマンス
14着 レッドランディーニ
15着 シャドウディーヴァ
16着 ポンデザール
17着 ミスマンマミーア
18着 ブライトムーン