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【西内荘コラム】ノーテックの末脚は府中向き

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2019/10/26 10:00

 先週までTVの収録や、トークショーなどイベント行事が続いて時間に追われたのですが、本業以外の仕事は刺激があり、リフレッシュ効果も少なからず感じます。その観点に立って物事を考えると、このコラムを18年間も欠かさず続けているから舞い込んでくる仕事だと思うので、ありがたいことです。装蹄師という職業は途切れることなく続く週末の競馬に、故障なく無事に送り出せるよう神経を研ぎ澄ましている日々。なのでこうしてスポニチで週に一度、コラムを書かせてもらっていることが私には刺激にもなっています。

 菊花賞当日は東京競馬場のトークショーに出演し、馬の状態や成長度合いから担当馬のディバインフォース(単勝オッズ164.8倍)を推奨。馬券圏内にあと一歩の4着に大きな歓声があがっていました。現役なので予想行為はできないですが、ワールドプレミアとヴェロックスはもちろん挙げていたので、ファンの前で恥をかかずに東京競馬場を後にできました。

 今週は1ヶ月ぶりの北海道。本体なら東京競馬場で天皇賞を観戦してから北海道入りなんですが、トレセンで装蹄をする頭数が多いことから東京には寄らず仕事を済ませて直行することにしました。その天皇賞・秋はケイアイノーテックが担当馬。馬場と天候を読み切ってベストの蹄鉄の選択をチョイスすることにします。