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【東京盃】藤田菜七子がJRA女性騎手初の重賞制覇達成!

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2019/10/2 20:20

 10月2日、大井競馬場で行われた交流G2・第53回東京盃(3歳上・ダ1200m)で、断然の1番人気に支持されたコパノキッキング(セ4・栗東・村山明)が1着となり、騎乗した藤田菜七子はJRA女性騎手初の重賞制覇を成し遂げた。

 前走の盛岡・クラスターカップ(交流G3)でも藤田菜七子がコパノキッキングに騎乗し1番人気に支持されていたが、2番手から伸びを欠いてよもやの3着に敗れた。今回は断然の人気にキッチリ応えて同騎手は遂に重賞のタイトルを手に入れた。同馬はこの勝利で重賞3勝目。2着にはブルドッグボス、3着にはサクセスエナジーが入った。

 藤田菜七子騎手は1997年8月9日、茨城県生まれ。根本康広厩舎所属。2013年にJRA競馬学校騎手課程に第32期生として入学。2016年2月11日、新規騎手免許試験に合格しJRAで7人目となる女性騎手として、同年3月3日に川崎競馬場でにデビュー。そして4月10日に福島第9レースでサニーデイズに騎乗し、中央競馬初勝利を飾った。

【クラスターC】藤田菜七子「思ったより伸びなかった」重賞初制覇ならず3着敗退

今年はウィメンジョッキーズWCで優勝

 今年2月のフェブラリーステークスではJRA女性騎手としてG1に初騎乗し、コパノキッキングで5着となった。また6月30日にはスウェーデンのブローパーク競馬場で開催された「ウィメンジョッキーズワールドカップ」に招待され見事に優勝、世界ナンバーワン女性騎手の称号を手にし、さらにイギリスのアスコット競馬場で開催されたシャーガーカップにも女性選抜の一員として出場するなどワールドワイドな活躍をしている。

 今年はJRA女性騎手年間最多勝利記録も毎週のように更新し、9月29日には中山競馬場で30勝目をマーク。通算77勝と勝ち星をどんどん伸ばしてさらなる飛躍が期待出来そうだ。