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【西内荘コラム】モーニンを初装蹄
2019/9/7 14:19
小倉と札幌の閉幕に「あー、今年も夏が終わったか」というようなセンチメンタルな気分に浸りたくもなりますが、同時に栗東トレセンの景色は人も馬も帰厩、さらには北海道名産のお土産も配られたりしてにぎやかになります。
先週はわたし自身のろっ骨の骨折で暑さに関係なく脂汗をかきながらの装蹄でしたが、ありがたいことに弟子ばかりか孫弟子のサポートまでありました。おかげで予定通りに仕事ははかどり、向かった先の小倉ではなじみの店「三隈」でアラ料理を堪能できましたからね。
ろっ骨は自然治癒。馬の脚を抱えるたびにズキンッ、と痛むことはあっても、人間は顔に出さないで時として強がるのも大事。まして馬はへなちょこな者に対してはナメてかかってきますからね。なので、あすからの北海道出張も痛い顔せずに頑張るつもりですが、腕利きの弟子がいて助っ人に来てくれるとの知らせにも感謝しています。
セントウルSに出走するG1馬モーニンの装蹄は今回が初めてなので緊張しました。ダートで活躍する馬は走りをクルマに例えるとFFか、4WDのどちらかなのですが、モーニンは後者。4輪駆動なので芝の挑戦でも大丈夫だと期待します。