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【ユニコーンS】福永「初ダート重賞挑戦で勝つというのは簡単ではない」ワイドファラオが二刀流発揮

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2019/6/16 16:36

 16日、東京競馬場で行われたG3・ユニコーンステークスは、ワイドファラオがダートに転戦、初ダート重賞挑戦で勝利と見事な走りを見せた。芝でもニュージーランドトロフィーを勝利しており、芝ダートの二刀流として今後も活躍の馬が広がりそうだ。

ユニコーンステークス、勝利ジョッキーコメント
1着 ワイドファラオ
福永祐一騎手
「最内枠が当たってしまったので、逃げるか、控えるにしても他に強力な逃げ馬がいなかったので、スタート次第で決めようとは思っていたんですけど、良いスタートをいつもきってくれるので、今日も良いスタートをきって、控えるとリズムも崩れてしまうので、あとはもうマイペースで行きました。(直線の手応えは)正直あまり良くなかったですけどね。最後も脚が上がってましたし。それでも並ぶかたちになって凌いでくれたあたりはあの馬が持っている勝負根性というか、気持ちの強い面が今日出してくれたんじゃないかなと思います。ダートだという話はしていたので、今日ある程度それを立証出来たので良かったなと思います。距離はちょっと長い感じはしますけどね。もうちょっと短い方がいいような気もします。初ダート、初ダート重賞挑戦で勝つというのは中々簡単にはできないことだと思いますし、以前自分が乗っていた馬の中でメイショウボーラーとか、初重賞、初ダートで勝った馬がいましたけど、そういった馬は後にG1でも活躍している馬が多いので今後もその舞台まで活躍できるように頑張ってほしいなと思います」

レース結果、詳細は下記のとおり。

 16日、東京競馬場で行われた11R・ユニコーンステークス(G3・3歳オープン・ダ1600m)で3番人気、福永祐一騎乗、ワイドファラオ(牡3・栗東・角居勝彦)が快勝した。アタマ差の2着に2番人気のデュープロセス(牡3・栗東・安田隆行)、3着にダンツキャッスル(牡3・栗東・谷潔)が入った。勝ちタイムは1:35.5(重)。

 1番人気で津村明秀騎乗、デアフルーグ(牡3・美浦・鈴木伸尋)は、7着敗退。

 なお、5番サトノギャロス、9番ロードグラディオは競走除外となっている。

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ヘニーヒューズ産駒 ワイドファラオ

 デビュー以来、芝レースを使われて来たワイドファラオが初ダートも苦にすることもなく、まんまと逃げ切った。レースでは押し出されるように先頭に立つとマイペースで直線へ。4連勝中のデュープロセスが猛追する中、内でしっかりと粘りこみ並ぶようにゴール。芝ではニュージーランドトロフィー、そして初ダートでユニコーンステークスと重賞2勝目、3歳にして早くも芝ダートの重賞を勝ち、二刀流をアピールした。

ワイドファラオ 6戦3勝
(牡3・栗東・角居勝彦)
父:ヘニーヒューズ
母:ワイドサファイア
母父:アグネスタキオン
馬主:幅田昌伸
生産者:フジワラフアーム

【全着順】
1着 ワイドファラオ
2着 デュープロセス
3着 ダンツキャッスル
4着 ヴァニラアイス
5着 エルモンストロ
6着 アシャカトブ
7着 デアフルーグ
8着 ザディファレンス
9着 ノーヴァレンダ
10着 ニューモニュメント
11着 ヴァイトブリック
12着 オンザウェイ
13着 イメル

(競走除外)
サトノギャロス
ロードグラディオ