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3連単1600万馬券!トランプ大統領も不服の降着騒動
2019/5/7 02:59
日本時間5日、米チャーチルダウンズ競馬場で行われたケンタッキーダービーは、145回の歴史の中で史上初の1位入線から降着という前代未聞の出来事が起こった。それに伴い日本の馬券で3連単1629万8210円と桁違いの配当を生み出した。
アメリカでも物議をかもしているこの騒動は、4コーナーで起こった。軽快に先頭を行く1番人気のマキシマムセキュリティが突如外に斜行。おしくらまんじゅう状態となり、2頭ほど大きく後退していった。その後先頭でゴール板を駆け抜け、鞍上もガッツポーズで勝利を確信していたようだが…レース後にカントリーハウス陣営から申し立てがあり、約25分の長い審議の結果、ウォーオブウィル、ロングレンジトディ、ボーディエクスプレスの走行を妨害したとして17着降着となった。
An explanation of the historic inquiry ruling that disqualified Maximum Security, making Country House the @KentuckyDerby winner. pic.twitter.com/YZqqn4ucbJ
— NBC Sports (@NBCSports) 2019年5月4日
日本のツイッターでも「日本の降着制度は見直すべき!」「これが降着か?」など、様々な意見が散見されたが、JRAのホームページに記載のあるアメリカ競馬のルールを見ると、
【かしわ記念レース回顧】オールブラッシュのまくりで明暗分かれる
アメリカと日本では降着ルールが違う
アメリカでは基準が異なり「走行妨害により、被害馬の着順に影響が出た」と裁決委員が判断した場合に、加害馬は被害馬の後ろに降着、又は失格となります。
日本のルールとは違うよとハッキリ書いてあり、日本の旧ルールと同じのようなルールですから、あれだけのアクシデントなら、降着と判断されても…とも見て取れる。
トランプ大統領もツイートするほど、アメリカでも話題となったこの出来事はまだまだ波紋を呼びそうだ。
The Kentucky Derby decision was not a good one. It was a rough & tumble race on a wet and sloppy track, actually, a beautiful thing to watch. Only in these days of political correctness could such an overturn occur. The best horse did NOT win the Kentucky Derby – not even close!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2019年5月5日
トランプ大統領のツイート
「ケンタッキーダービーの結末はよくなかった。濡れてビショビショのトラック上での、ずさんな転落レースだったが、見るに値した。最近の政治集会の逆転劇のようだ。いい馬がいつまでたってもケンタッキーダービーで勝てない」