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【京都新聞杯】松山「最後の1ハロンで…」レース後 ジョッキーコメント
2019/5/5 08:00
4日、京都競馬場で行われたG2・京都新聞杯は11番人気のレッドジェニアルが重賞初挑戦で初制覇を飾った。ゴール前逃げ粘るロジャーバローズをキッチリとかわして、令和初のJRA重賞ウィナーとなった。1番人気のタガノディアマンテは、ラスト伸びきれず5着に終わっている。
京都新聞杯、勝利ジョッキーコメント
1着 レッドジェニアル
酒井学騎手
「しばらく重賞も勝ってなかったですし、とにかく嬉しいです。ちょっと前走時が馬のテンションがだいぶ高くて、外目の枠で前に壁つくれなかったので、今日はちゃんと前に壁を置いて、馬がどこかでしっかりリラックス出来るポジションで運びたいなと思っていて、前にしっかり壁を置くことが出来ましたし、終始ちょっと馬を気にする部分はあるんですけど、それでもポジションを下げるほどの気の仕方でもなかったですし、直線向く時も手応え感じさせて直線向いてくれて、しっかりとスペースから脚を使ってくれました。本当に手応え通りしっかり反応してくれましたし、最後ちょっと苦しくて内にもたれるような感じはあったんですけど、でもそこで失速することなくしっかりとゴールまで一生懸命走ってくれてましたし、本当に嬉しいです。馬の様子みたりだとは思いますけど、順番としては次ダービーに臨むとは思いますし、今日のようなしっかりとした競馬をすればこれだけ走れるという力をここで証明出来ましたので、ダービーという大舞台でも頑張ってくれるんではないかと思います」
2着 ロジャーバローズ
浜中俊騎手
「前回は入れ込んでいたと聞いていましたが、今日は我慢をしていたほうだと思います。競馬はリズムよくいこうと思っていました。スタートから無理をせずハナに行けました。マイペースでスパッときれるタイプではありません。押し切れたかと思いましたが、勝ち馬の決め手にやられました」
3着 サトノソロモン
B.アヴドゥラ騎手
「思ったよりもワンペースではなくしまいは伸びてくれました。まだ子どもっぽいところもありますが、心身ともに良くなっていくと思います」
5着 タガノディアマンテ
松山弘平騎手
「スタートが良く、良いポジションで流れにのれました。折り合いをと思っていましたが、3番手でも出していったわけではなく、馬なりであのポジションに付けられました。良い競馬でした。前のこりの馬場でペース的にも有利で良い形かと思いましたが、最後の一ハロンで止まってしまいました」
6着 ブレイキングドーン
福永祐一騎手
「来そうな手応えでしたが伸びませんでした。前半はいかなかったです。良いときに比べて踏み込みが甘いと思います。いつもなら差し込んでいるのですが…」
13着 フランクリン
北村友一騎手
「調教の時から乗り味はすごく良かったです。しかし喉を気にしていました。距離が伸びてどうかと思いましたがバテてしまいました」
レース結果、詳細は下記のとおり。
4日、京都競馬場で行われた11R・京都新聞杯(G2・3歳オープン・芝2200m)で11番人気、酒井学騎乗、レッドジェニアル(牡3・栗東・高橋義忠)が快勝した。クビ差の2着に2番人気のロジャーバローズ(牡3・栗東・角居勝彦)、3着にサトノソロモン(牡3・栗東・池江泰寿)が入った。勝ちタイムは2:11.9(良)。
1番人気で松山弘平騎乗、タガノディアマンテ(牡3・栗東・鮫島一歩)は、5着敗退。
キングカメハメハ産駒 レッドジェニアル
ダービーへの東上最終便を制したのは11番人気のレッドジェニアルだった。1000mを60秒ちょうどで流れたレースの中団で気持ちよく折り合うと、馬群の真ん中から直線入り口で上手く外に持ち出しジワジワと伸びた。ゴール寸前で逃げ粘るロジャーバローズを捉え、11番人気の低評価を覆して、令和最初のJRA重賞ウィナーとなった。
レッドジェニアル 5戦2勝
(牡3・栗東・高橋義忠)
父:キングカメハメハ
母:レッドアゲート
母父:マンハッタンカフェ
馬主:東京ホースレーシング
生産者:社台ファーム
【全着順】
1着 レッドジェニアル
2着 ロジャーバローズ
3着 サトノソロモン
4着 ナイママ
5着 タガノディアマンテ
6着 ブレイキングドーン
7着 ヒーリングマインド
8着 オールイズウェル
9着 モズベッロ
10着 ヴァンケドミンゴ
11着 トーセンスカイ
12着 ハバナウインド
13着 フランクリン
14着 ヤマカツシシマル