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【東京スプリント】藤田菜七子「ゲートの中で態勢は悪くなかったのですが…」コパノキッキングは出遅れ2着
2019/4/10 21:14
コパノキッキングはスタートで完全に出遅れてしまい最後方からの競馬となったが、馬群の中を器用に縫って出遅れを挽回。並み居る強豪が前目で流れに乗る中、直線入口でも大外に持ち出してラストまで猛然と追い込んだが2着が精一杯だった。最終レース後、囲み取材を受けた藤田菜七子騎手は、悔しそうな表情でレースを振り返っていた。
【東京スプリント】キタサンミカヅキが快勝!菜七子コパノキッキングは2着
重賞2着は日本人女性騎手最高順位
日本人女性騎手初の重賞制覇とはならなかったが、06年浦和記念でキングスゾーンに騎乗した山本茜(名古屋・引退)の2着に並ぶ最高順位をマーク。メモリアルとはならなかったが、着実に重賞制覇に近づいている。
勝ったのは北島三郎さん所有のキタサンミカヅキ、2着にコパノキッキング、3着に武豊騎乗のヒロシゲゴールドが入った。
2着 コパノキッキング
藤田菜七子騎手
「ゲートの中の態勢は悪くなかったのですが、少し出負けする形になってしまって思ったより後ろになってしまいました。砂をかぶって怯むところもありましたし、最後外に出して馬もしっかり伸びてくれたのですが、勝った馬に上手く乗られてしまいました。乗せていただいた関係者の全ての方に感謝したいと思います。」
藤田菜七子は、1997年8月9日生まれ、茨城県出身のA型。2016年3月3日、川崎競馬場でJRA16年振りの女性騎手としてデビューし、同年3月5日の中山競馬場でJRAデビューを果たした。4月10日、福島競馬場で行われた第9レースでサニーデイズに騎乗し、デビューから51戦目でJRA初勝利を飾った。2019年2月17日のフェブラリーステークスでは、4番人気のコパノキッキングに騎乗。女性騎手として初めてG1レースに騎乗し5着になった。JRA通算55勝(4/10現在)。