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ウオッカ号が死亡

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2019/4/3 22:13

2007年東京優駿(JpnⅠ)を牝馬として64年ぶりに優勝するなどGⅠを7勝し、顕彰馬に選出され、繁殖馬としてアイルランドで繋養されていたウオッカ号(牝・15歳)は、配合のための滞在先であったイギリスニューマーケットにおいて、病気(蹄葉炎)のため、現地時間の4月1日(月)午後に死亡した。

●谷水雄三オーナーのコメント
「このような形になり大変残念です。ウオッカには、ただただ感謝の気持ちしかありません。7つのGⅠを勝ち、その全てが印象に残っていますが、特にあげるのであればやはり牝馬として64年ぶりの制覇となった日本ダービーと、13分の写真判定の結果の勝利となった天皇賞(秋)、同じくハナ差で制したジャパンカップです。繁殖牝馬としても仔出しが良く、今年の1月28日に産まれた父フランケルの牝馬を含め、7頭の仔を産んでくれました。2頭の牝馬はすでに繁殖に上がっており、ウオッカの血を繋いでくれることに期待しています。多くのファンに応援していただいた馬で、ファンレターもたくさんいただきました。今でも当時を思い出し、胸が熱くなります。これまでの応援に心から感謝しています」

●角居勝彦調教師のコメント
「厩舎をメジャーにしてくれた功労者で、私にとっても大切な馬でした。ファンも大変多い馬で本当に残念です」

●武豊騎手のコメント
「僕にとって大変思い出深い馬でした。名馬と呼ぶに相応しい馬だと思います。ファンの多い馬でしたし、本当に残念なニュースです。ご冥福をお祈りいたします」

●四位洋文騎手のコメント
「ショックです。僕にとっては子供の頃からの夢であったダービーを取らせてくれたかけがえのない馬です。自分として、スーパーホースの背中を知れた事は、それからの競馬人としての指標にもなりました。あんな馬にはもう巡り合えないかも知れません。ただただショックでなりません。ご冥福をお祈りいたします」

ウオッカ号
生年月日:2004年4月4日
毛色:鹿毛
産地:北海道

血統:
父 タニノギムレット
母 タニノシスター
母父 ルション
母母 エナジートウショウ

競走成績:
26戦10勝(うち海外4戦0勝)

主な勝鞍:
2006年 阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)
2007年 東京優駿(JpnⅠ)
2008年 安田記念(GⅠ)
2008年 天皇賞(秋)(GⅠ)
2009年 ヴィクトリアマイル(GⅠ)
2009年 安田記念(GⅠ)
2009年 ジャパンカップ(GⅠ)

JRA獲得賞金:
1304876000円(付加賞含む)

海外獲得賞金:
28689800円

馬主:谷水雄三氏
調教師:角居勝彦

※JRA発表による