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【西内荘コラム】春の訪れは蹄から…
2019/3/16 17:00
暖かくなったり、冷え込んだり…と寒暖差に戸惑う日々が続きます。衣類ではダウンジャケットを片付けたり、引っ張りだしたりもするし、車だと履いているスタッドレスタイヤをいつ通常のタイヤに戻すかを思案中です。
ひと昔も前からこの季節は装蹄している時に冬毛が装蹄師の衣服に付いて毛だらけになっていたけど、現在はどの厩舎の馬も手入れが行き届いているのでそんなことはありません。なので装蹄師が感じる季節感は乾燥から解かれた蹄の伸びで春の兆しを知ることがあります。蹄はある意味、競走馬の「衣替え」。伸びが良いと蹄の調整がしやすくなり蹄機(蹄の中を流れる血液のポンプ作用)に柔軟度もアップ。イコール馬体にも影響しがちです。職業で春を知ることが皆さん仕事でもそれぞれあるでしょうが、装蹄師はもちろん蹄で春を感じます。
今週は担当馬のチュウワウィザードがダイオライト記念を勝利。うれしかった出来事です。