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【フェブラリーS】菜七子「泣きそうにはなりました」G1初騎乗は果敢に追い込み大健闘の5着
2019/2/18 05:10
女性騎手初のG1レース騎乗は、最後方から素晴らしい追い込みを見せ5着と掲示板は確保した。コパノキッキングは上がり2位の35.2の末脚を藤田菜七子騎手が引き出して強豪揃いのこのレースで互角に立ち回った。レース後の共同会見でレースを振り返り「違う景色に見えた」と初G1騎乗を振り返った。
藤田菜七子インタビュー
【今の率直なお気持ちを聞かせてください】
まずは乗せていただいたオーナーのコパさんと村山先生と厩務員さんと関係してくださった全ての方に感謝をしたいです。それから本当に初めてこのG1に乗せていただいて東京競馬場自体は何度ももちろん乗ったことありますし、1600ダートも何度も乗ったことあるんですけど、やっぱり違う景色に見えました。
【今日パドックからすごく人も多かったです。緊張感というのはありましたか?】
パドックの辺りで、それまでは全く緊張していなかったんですけど、パドックに行ってみてすごく緊張感が沸いてきました。
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菜七子「思ったより落ち着いたペースになった」
【レースは後方から追い上げて5着。レースについて振り返ってください】
もっとペースが流れてくれれば良かったんですけど、思ったより落ち着いたペースになったので、キッキング自身すごく頑張って伸びてきてくれているんですけど、もっとペースが速くなれば良かったなとは思います。前半は脚を温存して、後半しまいに生かすような競馬をしたいなと思っていたんですけど、最後届かなくなってしまいました。
【今日のG1レースを今後どのように生かしていきたいですか?】
このような大きなレースに乗せていただけて本当に感謝をしていますし、普段のレースでももっと色んなことを考えながら乗れるようにしていきたいなと思いました。
【レース前にすごい今まで浴びたことがないような歓声だったと思うんですけど、それを聞いた時どう思いましたか?】
レースに乗せていただくことが決まってから今日まですごく沢山の方に「頑張ってね」という声を掛けてもらいましたし、このように取材も沢山していただいて、直前まであまり実感が沸いていなかったのかもしれないです。レースの返し馬に行って、先出しだったんですけど、すごく歓声も聞こえてきましたし、何よりいつもはテレビを見ながら聞いているファンファーレ、競馬場で聞いているファンファーレが、自分が馬場に行って馬場から聞くファンファーレだったりとか、競馬場自体の盛り上がりがすごくて、ファンファーレとか歓声を聞いた時は本当に泣きそうにはなりました。
【髪を巻いているそのリボンは?】
これはオーナーがもし黄色と赤いリボンがあったら用意しておいてと言われて、髪の毛に付けてみてと言われたので付けてみました。
レース結果、詳細は下記のとおり。
17日、東京競馬場で行われた11R・フェブラリーステークス(G1・4歳上オープン・ダ1600m)で1番人気、武豊騎乗、インティ(牡5・栗東・野中賢二)が快勝した。クビ差の2着に2番人気のゴールドドリーム(牡6・栗東・平田修)、3着にユラノト(牡5・栗東・松田国英)が入った。勝ちタイムは1:35.6(良)。
破竹の7連勝でG1初制覇
武豊インティのレース運びは完璧だった。スタートから先手を主張し武豊騎手がマイペースに持ち込む。前後半を48.0-47.6、3角から11.6-11.4-12.4と最後こそやや止まったが4角からペースアップ、後続を突き放してセーフティリードを奪うと最後に伸びてきたゴールドドリームを完封。武騎手自身「強い馬は絶対来るので、それまでにセーフティリードをと思っていた」とレースを振り返ったように、計算通りの騎乗で最後にお釣りをしっかり残す結果となった。インティ自身は7連勝ととどまることを知らず、どこまでこの連勝記録が伸びるのか期待がかかる。
インティ 8戦7勝
(牡5・栗東・野中賢二)
父:ケイムホーム
母:キティ
母父:Northern Afleet
馬主:武田茂男
生産者:山下恭茂
【全着順】
1着 インティ
2着 ゴールドドリーム
3着 ユラノト
4着 モーニン
5着 コパノキッキング
6着 サンライズソア
7着 サンライズノヴァ
8着 サクセスエナジー
9着 ワンダーリーデル
10着 オメガパフューム
11着 クインズサターン
12着 ノボバカラ
13着 ノンコノユメ
14着 メイショウウタゲ
※主催者発表のものと照らし合わせください