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土曜中山のJ・GⅠ中山大障害は石神騎乗のニホンピロバロンがハナ差の接戦を制す

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2018/12/22 21:40

22日、中山競馬場で行われた10R・中山大障害(障害芝4100メートル)は、石神騎乗の3番人気・ニホンピロバロン(牡8、田所)が制した。

道中は先団の後ろでじっくり脚を溜める形。途中で1番人気のアップトゥデイトが落馬するアクシデントがあったが、3コーナーあたりから早めに先頭に立つと、最後は2着タイセイドリームの猛追をハナ差しのいで優勝した(勝ち時計4分40秒8)。

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石神騎手は3連覇

一昨年、昨年のオジュウチョウサンに続く大障害3連覇を達成した石神は「レースを見て強い馬と分かっていたので、うまく誘導できれば勝負になると思っていました。それでも8か月ぶりですから素晴らしいですね。道中はアップトゥデイトに離されないようにと思っていました。そろそろ動こうか…と思ったところでミヤジタイガの西谷さんが行ってくれて、あそこでひと呼吸おけたのが最後の何センチにつながったのかと思います。何とかしのいでくれて、馬には感謝です。これで今年の自分のレースは終わり。明日はオジュウチョウサンの応援をしたいと思います」と満面の笑みを見せた。

なお来年での9歳になるニホンピロバロン。管理する田所調教師は「彼(石神)の父親が騎手時代、自分の兄弟弟子だったので、今回は彼に依頼したんです。最高の結果を出してくれました。もちろん来年もいきますよ。屈腱炎で休んでいたので脚元と相談しながらですが、まずは春の中山グランドジャンプを目標にできれば」と抱負を語った。