競馬コラム
【武豊日記】藤井勘一郎騎手の引退セレモニー
2024/2/23 20:10
先週土曜日は、京都競馬場で藤井勘一郎騎手の引退セレモニーが行われました。22年4月の福島での落馬事故で第4胸椎脱臼骨折の大けがを負ったことで騎手を諦めることになりましたが、彼の前向きさは本当に素晴らしく、むしろこちらが勇気をもらっています。
昨年11月にオオバンブルマイが豪州遠征したときに、ボクの通訳やら現地における彼の人の繋がりの広さ深さを頼ってサポート役を頼みました。結局、あのときはボクの方がケガをしてしまって現地には藤井君だけに行ってもらったわけですが、その成果でオオバンブルマイは快勝。車椅子だろうがなんだろうが、このことだけでも彼のこれからの可能性の大きさがわかります。競馬愛の深さはもちろんですし、語学も堪能。これからも彼の力を頼る場面は必ずあると思っています。
38年連続JRA重賞勝利
当日のメーン、京都牝馬Sはソーダズリングがよく頑張ってくれて快勝。ボクにとっては、38年連続のJRA重賞勝利を飾ることができました。欲張ったことを言わせてもらえば、ここまでの37年連続は全て複数の重賞勝利なので、次の重賞勝利のときにも「38年連続」を強調させてもらえたらと思っています。
今週末は、土曜が阪神、日曜が中山での騎乗です。阪神のメーン仁川Sはアイコンテーラー、中山のメーン中山記念はソーヴァリアントと、ともに有力馬が待ってくれています。いい流れを続けられるように、今週も頑張ります。
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