月曜日に栗東トレセンでアイルランド人のスティーブン・キールトという装蹄師の講演会があり、わたしは所用で出席出来なかったのですがたくさんの人で盛況だったそうです。興味があったので午後からの実演には間に合ったので参加、蹄底キャストとフーフーキャストの装蹄を見てきました。

　スティーブンとは初対面ですが、わたしも彼が蹄底キャストを習得したとする随分と前からこの技術は日本ではじめていたので似てるな？と思っていたところ、スティーブンが従事していた師匠はカリフォルニアの私の友人ウェズだったのには納得で、彼から教わったものを誰でも簡単に習得できるようアレンジしたのが今回の蹄底キャストでした。

　若いスティーブンがこうして講演してるのを見ると、ウェズもそうですが私も歳をとったなって、最後にスティーブンに鉄頭適合（ヨーロッパや日本）か蹄踵適合（アメリカ）かと尋ねると、どちらでもないとの答えでしたが、どうみても蹄頭適合でしたね。わたしも蹄踵適合が理想ですが日本では同じく蹄頭適合が主流になってしまいます。これからも知識を分かち合い互いに学び合い成長できたらと思います。今年最後のG1の無い週末になります。

【武豊日記】治療とリハビリを頑張ります