競馬コラム
【装蹄師・西内荘コラム】出会いと別れ…定年と新規開業のあれこれ
2023/3/3 21:58
短い2月の終わり、JRAでは惜しまれながら定年で引退する調教師からバトンを渡されるように、3月に入ると今度は新規調教師の開業が話題になるのは恒例行事になっています。
そんな恒例行事にあって変わってきたのは、以前だと解散した厩舎からの人と馬はセットで移動するのがあたりまえの風潮だったのが、今は人と馬は別々の厩舎なるのが新常識になっています。
厩務員とその担当馬が一緒に新しい厩舎に行けば装蹄師もそのまま継続して装蹄することも多かったけど、今はそうでもないようです。今年の解散厩舎の装蹄を担当してなかったので正確にはわからないですが近年その傾向にあります。
馬達はそれぞれいろんな厩舎に配属され転厩馬のかたちで装蹄を依頼されるので、私たち装蹄師は仲間内で情報交換してながら装蹄をしていきます。そうすると、どこの装蹄所もトモ脚の蹄鉄の側にクリップが付いてる馬が多くなっているのがわかります。
鉄唇のクリップと合わせて3本のクリップでしっかり固定するのは最近のトレンド?近年輸送の多くなった今だから壁を蹴ったりして蹄鉄がズレて落鉄しないための対処法で、前肢には蹄機の作用を妨げるので通常は装着しないのが常識です。
レッドプロフェシーが素軽く感触良好
今日の阪神は大久保厩舎のレッドプロフェシー。大型馬だけど素軽くなって良い感触でした。
●3月4日(土)
・阪神
2R レッドプロフェシー
4R アウトレンジ
5R ユハンヌス
ダミエ
6R ベンダバリラビア
10R ジゲン
●3月5日(日)
・中山
9R スワヤンブナート
・阪神
2R スマートミラージュ
3R アオイイーグル
4R カサデガ
7R オラヴェリタス
12R モナルヒ
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