競馬コラム 競馬コラム

【装蹄師・西内荘コラム】10年に一度の大寒波|装蹄の感触が良かった馬(1/28土曜版)

カリスマ装蹄師・西内荘コラム

2023/1/27 12:31

 10年に一度の大寒波の情報どうり栗東にも雪が積もりました。定期的に北海道に行ってるせいか見慣れた?風景なのですが、こっちでは毎度交通マヒが発生しますよね。原因でいちばん多いのはスタッドレスタイヤを履いてない車がスタックして道を塞がれることで、北海道で冬にスタッドレスは常識です。

 車も馬と同じく脚元は大事ですからね。今から30年以上前の調教では蹄鉄が鉄だった時代の事、蹄鉄を履いてると下駄を履く(花魁のように)状態になるので、調教前に蹄鉄を外して調教後に履かせ直していました。

 雪が積もった日に調教する全部の馬にこれをするのは一苦労でしたが、今の競走馬は除土面に傾斜をつけた雪の詰まらない蹄鉄なので大丈夫。当時の車がチェーン→スタッドレスになつたように蹄鉄も進化したってことです。

 水曜日は今年最初のG1レース川崎記念にノットゥルノとニューモニュメントが出走予定です。ノットゥルノはまだ成長している感じでレース毎楽しみです。ニューモニュメントは前走で開眼したかのような、装蹄の感触も違って感じたので期待しています。

 根岸Sのヘリオスは転厩などで環境が多少変わったかもしれないですが、安定のいつものヘリオスでした。

●東京
10R ヤクシマ
11R ヤマニンサルバム

●中京
3R サイモンザナドゥ
4R ラブソル
6R ハンベルジャイト
  ヘニータイフーン
8R スマートラプター
11R イスラアネーロ

●小倉
1R タロントゥーズ
  イサイアス
5R ゴールドプリンセス
8R スマートアペックス
9R グルーヴビート

【装蹄師・西内荘とは】
ディープインパクト、ウオッカ、ジェンティルドンナ、古くはメジロマックイーンなど、年度代表馬クラスの馬を数多く担当してきた、武豊も認めるカリスマ装蹄師。

脚を持った感触で調子の良し悪しや体調の変化を繊細に感じ取り、蹄の些細な変化を見逃さず、装蹄の方法、蹄鉄の種類などレースに合わせて選択していく事が出来る、装蹄師界の第一人者。

蹄の弱い(薄い)馬に接着装蹄を施すなど、歩様、姿勢の矯正や、蹄の病を装蹄作業の中で治療していくのも西内荘の特徴の1つ。

コメントを書く

コメント
名前

※誹謗中傷や名誉毀損、他人に不快感を与える投稿をしないように十分に注意してください