競馬コラム
【武豊日記】数字の重みを感じます
2023/1/13 05:50
シンザン記念を勝ったライトクオンタムは、ディープインパクトの最終世代で、武幸四郎厩舎所属馬。ゲートで落ち着きを欠いたことでスタートは飛び上がるように出て後方からになりましたし、道中は外に逃げ気味で雰囲気は決していいわけではありませんでした。でも、ゴーサインを出したときの反応の鋭さが絶品。ディープというよりも、サンデーサイレンス産駒を思い出しましたね。小柄な牝馬には厳しいと思えた力の要る馬場コンディションでしたし、2戦目でこのパフォーマンスですから本当に楽しみです。
また、個人的にはこの勝利でJRA重賞通算350勝の区切り。ドウデュースのダービー以来なので、長々とお待たせしてしまいました。37年連続の重賞勝ちというのも、書き出してみると数字の重みを感じます。弟と一緒に喜べたのも価値がありました。
【シンザン記念】武豊JRA重賞350勝 & 37年連続重賞勝利達成に「SDGsな感じでいいんじゃないでしょうか」ライトクオンタムでV
土日は中京
9日の競馬終わりには、NHK Eテレの「スイッチインタビュー」の放送がありました。あの郷ひろみさんが、対談の相手にボクを指名してくださったのが光栄で、興味深い内容になったと思います。9日の分は、郷さんがインタビュアーで競馬の話題。次回は16日(月)22:50-23:19の放送で、今度はボクが郷さんにインタビューします。郷さんはビックリするほど競馬のことを知りませんでしたが、だからこその鋭い質問がいただけました。歌手の世界のことを全然知らないボクが、どんなことを聞いたかは放送をご覧ください。
今週末は土日とも中京での騎乗。両日に重賞が組まれており、愛知杯はルビーカサブランカ、日経新春杯はヤマニンゼストと、チャンスがありそうな騎乗馬がスタンバイしてくれています。流れの良さを生かしたいですね。
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