競馬コラム 競馬コラム

西内荘/装蹄の感触が良かった馬【12/10土曜版】

カリスマ装蹄師・西内荘コラム

2022/12/9 20:09

(C)競馬のおはなし

●中山
10R エスケーアタランタ
11R ニューモニュメント

●中京
1R カンフーダンス
4R エイシンエラン
  タロントゥーズ
5R バレンタインソング
6R ゴットゴーゴー
7R チュウワダンス
  サツキハピネス
9R ハンベルジャイト
12R ペプチドルーカス
   チカリヨン

●阪神
2R スマートハンター

 12月の2週目は香港国際競走の週というのは、10月1週目の凱旋門賞や3月最終週のドバイWCと同じく決まっていて、ずっと変わっていないのでわかりやすいのですが、今週の香港の場合は私の誕生日週なので、コロナ前までは毎年のように香港でお祝いをしてもらってたのが懐かしく思います。

 今年は担当する遠征馬がいないのですが、今まではそんなときも香港でも馬主の大川オーナーから誘われたりして毎年の恒例行事でしたから余計です。現在、私の所属する装蹄師会の方針はまだ海外遠征するのを控えるよう決めているのでこれに従っているのですが、厩舎は元通り動きだしているのでそろそろ来年には解除されるのでは、そうは思っていてもトレセン中、それに近隣の牧場と隈なく移動する装蹄師に海外からコロナを持ち帰るリスクはまだ拭いきれない状況ですから仕方がありません。すっかり定着した家で歳をとるのも3回目になりました。

 それなのに今週は阪神JFに登録馬がいないのは寂しいけどおもしろそうな穴馬で楽しみたいと思います。今日の中山メインのニューモニュメントは久々を割引いても馬はすごく良い感触でした。

【装蹄師・西内荘とは】
ディープインパクト、ウオッカ、ジェンティルドンナ、古くはメジロマックイーンなど、年度代表馬クラスの馬を数多く担当してきた、武豊も認めるカリスマ装蹄師。

脚を持った感触で調子の良し悪しや体調の変化を繊細に感じ取り、蹄の些細な変化を見逃さず、装蹄の方法、蹄鉄の種類などレースに合わせて選択していく事が出来る、装蹄師界の第一人者。

蹄の弱い(薄い)馬に接着装蹄を施すなど、歩様、姿勢の矯正や、蹄の病を装蹄作業の中で治療していくのも西内荘の特徴の1つ。

コメントを書く

コメント
名前

※誹謗中傷や名誉毀損、他人に不快感を与える投稿をしないように十分に注意してください