競馬コラム 競馬コラム

【武豊日記】今年の3歳馬のレベルの高さに鼻を高くする思いでした

武豊日記

2022/11/3 11:45

武豊騎手 (C)Yushi Machida

 先週の天皇賞は阪神競馬場でモニター観戦。イクイノックスの強さにしびれました。ダノンベルーガも3着に好走して、今年の3歳馬のレベルの高さに鼻を高くする思いでした。というのも・・と説明する必要もありませんね。ドウデュースも、ジャパンカップで続きたいです。(*11月3日にこの秋の休養が決定)

 3日木曜日は盛岡競馬場でJBC諸競走が行われます。ボクはスプリント(ダート1200m)にヘリオスの騎乗依頼を頂いており、それだけでも張り切っていましたが、先週末になってクラシック(ダート2000m)のクリノドラゴンの騎乗も決まりました。もちろん、うれしい追加です。

【武豊日記】どこで乗っても全力投球は変わりありません

盛岡でJBCに参戦

 JBCは「ジャパンブリーディングファームズカップ」の略で、米国のブリーダーズカップに範をいただいて開催されています。種牡馬の所有者が一般社団法人ジャパンブリーダーズカップ協会に種牡馬登録することがまず必要な、生産者主導のビッグイベントなのです。クリノドラゴンの父はアスカクリチャンで、産駒数が少ないこともあって、その登録がされていなかったそうです。それでも出走できたのは、オーナーが1着賞金(1億円)の2%にあたる高額の追加登録料を支払ったからでした。普段はあまり考えないことですが、なんとか元は取りたいと思ったりしています。ちなみにアスカクリチャンの父は、こちらもメジャーとは言えないスターリングローズ。ごく少数の産駒の中から出た、貴重な活躍馬に乗れるのもジョッキーとしての喜びです。

 週末は、土曜は阪神、日曜は東京で騎乗する予定です。アルゼンチン共和国杯は、国枝厩舎のハーツクライ産駒、ハーツイストワールとのコンビ。東京コースに実績がある馬で、距離適性と55キロのハンデがうまく噛み合えばと、前向きに考えています。

コメントを書く

コメント
名前

※誹謗中傷や名誉毀損、他人に不快感を与える投稿をしないように十分に注意してください