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西内荘/装蹄の感触が良かった馬【10/1土曜版】

カリスマ装蹄師・西内荘コラム

2022/9/30 12:04

今週は凱旋門賞です。
目指すなら最高峰!なんて、私が、この業界に入った頃は絵空事のような話しでしたけど、今は海外に挑戦するのがあたりまえの時代になってきました。

昨年に続き挑戦するディープボンドが遠征しているので、本来なら私も今頃は現地で装蹄しているところですが、コロナ以降こっちでの調整がつかず残念ながら居残りしてます。勿論、凱旋門賞で使用する蹄鉄は昨年同様ボンドにきっちり適合させた勝負用蹄鉄を持してあります。

昨年、一回目の装蹄をフォワ賞前に現地の装蹄師にお願いしたときにはこっちで合わせてある蹄鉄を取り替えるだけなのでベストの状態は間違いないところですが、2回目の凱旋門賞前は多少の削蹄が必要なので肢勢にブレがでることもなきにしあらずですし、時間も要するので、実際、装蹄ではおとなしいはずのボンドが凄くうるさかったと聞きました。
今回はボンドの蹄に合わせてある蹄鉄を替えてもらうだけ昨日の連絡では問題無くクリアしたそうで一安心。

角居助手からはフランスに着いてから馬が変わったように動きに軽さがでて状態は良さそうとの連絡がありました。昨年とは違うパフォーマンスが期待出来そうな気がします。

スプリンターズSはラヴィングアンサーです。8歳ですが持病の蟻洞も完治して状態はベストで人気以上に走れると思います。今日、シリウスSのハピはまだまだ成長途上の馬ですが、装蹄の度一段ずつ成長を感じています。

●中山
1R スマートキャノン
12R ルーリング

●中京
1R ハンベルジャイト
6R タイミングハート
7R オラヴェリタス
8R ブルレスカ
11R ハピ

【装蹄師・西内荘とは】
ディープインパクト、ウオッカ、ジェンティルドンナ、古くはメジロマックイーンなど、年度代表馬クラスの馬を数多く担当してきた、武豊も認めるカリスマ装蹄師。

脚を持った感触で調子の良し悪しや体調の変化を繊細に感じ取り、蹄の些細な変化を見逃さず、装蹄の方法、蹄鉄の種類などレースに合わせて選択していく事が出来る、装蹄師界の第一人者。

蹄の弱い(薄い)馬に接着装蹄を施すなど、歩様、姿勢の矯正や、蹄の病を装蹄作業の中で治療していくのも西内荘の特徴の1つ。

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