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西内荘/装蹄の感触が良かった馬【5/1日曜版】

カリスマ装蹄師・西内荘コラム

2022/4/30 04:40

(C)競馬のおはなし

●福島
5R ヤマニンサルバム
9R ビューティーウェイ
12R ペプチドルーカス

●阪神
2R リッキーヤスオカ
  ルクスマイティー
  ミーナティエルナ
4R ルクス
5R スリードレフォン
10R グットディール
11R ディープボンド
   ディバインフォース
12R イッシン

 昭和の天皇賞・春は天皇誕生日の4月29日に決まっていて、関西では一番盛り上がる最大のレースでし最強馬の称号に必要不可欠なタイトルで数々の名勝負が繰り広げられました。私にとっても春天は思い入れの強いレース。中でもいの一番にトウカイテイオーとの世紀の対決でとり上げられたメジロマックイーンが思い浮かびます。

 まだ駆け出しの私には有力馬の装蹄依頼が少なかった時代で、マックとの出会いが無ければ今の私はいないのではと思えるくらいのキーポイントで、話せば長くなるので省略しますが感謝しかないです。

 今は世界的に長丁場の大レースが少なく、平成からは微妙な立ち位置の天皇賞ですが、日本での1番はダービーでも、2番は春の天皇賞なのです。今年の担当馬はディープボンドとディバインフォース。大外枠になってしまったディープボンドですが、装蹄の感触も良かったですし、昨年からさらに成長を遂げ完成に近づいているので大丈夫でしょうし、期待しています。ディバインフォースは使い詰めの昨年とは臨戦態勢が違います。スタミナを武器に頑張ってほしいものです。

【装蹄師・西内荘とは】
ディープインパクト、ウオッカ、ジェンティルドンナ、古くはメジロマックイーンなど、年度代表馬クラスの馬を数多く担当してきた、武豊も認めるカリスマ装蹄師。

脚を持った感触で調子の良し悪しや体調の変化を繊細に感じ取り、蹄の些細な変化を見逃さず、装蹄の方法、蹄鉄の種類などレースに合わせて選択していく事が出来る、装蹄師界の第一人者。

蹄の弱い(薄い)馬に接着装蹄を施すなど、歩様、姿勢の矯正や、蹄の病を装蹄作業の中で治療していくのも西内荘の特徴の1つ。

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