競馬コラム
「競馬につながることは、何でもやっていきたい」騎手として、アスリートとして、坂井瑠星が語る現在地(後編)
8時間前
フォーエバーヤングでのBCクラシック、サウジカップ制覇。ダブルハートボンドでのチャンピオンズカップ3連覇など、2025年は坂井瑠星騎手にとって大活躍の1年となった。ただ、坂井瑠星騎手は「世界一になったのはフォーエバーヤングで、僕がなったわけではない」と謙遜する。その現在地と、5年後とは…。
――2025年はBCクラシック、サウジカップ制覇。JRA重賞はキャリアハイの7勝。年々パフォーマンスを上げられているという実感は。
当然、上げなければいけないなと思っています。毎年たくさん乗せていただいていますし、有力馬の依頼も多くいただいていますので。上手くなって当然ですし、上手くならなければいけないと思っています。
――師匠である矢作先生と、技術や成績について話すことは。
もう怒られてばっかりです。下手くそ!と言われるばかりです(笑)。でも先生とあの舞台(ブリーダーズカップ・クラシック)を勝てたというのは…。何より嬉しいというか。そんなに2人で言葉を交わすことはないんですけど。そこは分かっているところというか、10年間本当に迷惑をかけてばかりだったので、少しでも恩返しをと思っていました。あのレースに限らず今後も続けていきたいですし、またこのチームで大きいレースを勝ちたいと思っています。
競馬の外へ届いた言葉と存在感──坂井瑠星が感じる“広がり”

――矢作先生といえば、昨年はドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』での師弟共演も話題となりました。「馬、信じて乗ってこい」というセリフは…。
あれは、ブリーダーズカップのときの再現でした。けっこう出演の反響もありましたね。「俳優!」「観たよ!」と言われましたけど。それもフォーエバーヤングのおかげでもありますし、僕がというよりはあの馬のおかげなので。ただ、競馬に関係ない方にも観てもらって興味を持ってもらえたら嬉しいですし、そのきっかけになったら良いなと。
――ドラマや、藤田オーナーの『ウマ娘』など、競馬の枠がどんどん広がってきている実感は。
それこそテレビを観ていても普通にCMでウマ娘が出てきますし、電車に乗っていても横の方がウマ娘をやっていたり競馬を観ていたり。競馬場でも家族連れ、女性の方も本当に増えてきています。ありがたいことですし、もっと広まってほしいなと思います。
――坂井騎手ご自身も、昨年は『an・an』のバックカバー、TENTIALさんとのコンディショニングサポート契約と、従来の騎手の枠を広げる活躍をされている印象があります。
僕が何かをやったわけではありませんが、馬の活躍のおかげで競馬以外のことをやらせていただくことも増えてきました。それが今後、ジョッキーを目指す人や競馬に携わる人になる、興味を持ってもらえるきっかけになるようにというのは思っているので、今後もできるだけやっていきたい。僕がやらなければいけない立場でもあると思いますし、そのためには本業で結果を出すことが大事。自分にプレッシャーをかけるという意味もありますね。
騎手では異例──コンディショニングサポート契約が示す新しい立ち位置

――騎手で「コンディショニングサポート契約」を企業と結ぶのは現時点では珍しいこと。坂井騎手にとってその意味とは。
どうしても競馬はギャンブルと見られがちですけれど、ジョッキーを一人のアスリート・スポーツ選手として見ていただけたというのは嬉しい。それまで競馬のことしか考えていなかったですけど、自分の身体のこともより考えるようになりました。今年のチャンピオンズカップのハナ差も、9センチですからね!もしかしたらその影響もあったかも…。そう思えるので、競馬につながることは何でもやっていきたいですし、助かっています。
――BCクラシック制覇の際に「世界一になったのはフォーエバーヤングで、僕がなったわけではない」という言葉が印象的でした。トップに立つために必要と考えるものは。
言ってしまったらすべてなんですけど、馬に乗る技術、動かす技術、競馬の上手さ、人間的にももっと大きくならなければいけないですし…まだまだ足りないところだらけですね。基本的なことからすべてが足りていないと思うので、そんな中でたまたまフォーエバーヤングに出会いましたけど、こうやって色々出させてもらっているのもあの馬のおかげなので、自分はまだまだ頑張りたいと思っています。
――『ザ・ロイヤルファミリー』では2030年まで描かれましたが、現実の2030年は師匠・矢作先生のクラシックラストイヤー。最後に5年後、坂井騎手が成し遂げたいことをお伺いできれば。
5年後のクラシックが最後ってことですか…うーん、まだジョッキーやっているんですかね(笑)。実際5年前に、まさか自分がブリーダーズカップ・クラシックを勝っているとは思っていなかったですから。それくらい、今の僕が想像できないような5年後であってほしいです。想像を超えていたいですし、そうならなければいけないと思っています。
-
前の記事
BCクラシック制覇で感じた「1着だけの風」フォーエバーヤング 坂井瑠星騎手インタビュー(前編)
-
次の記事
次の記事はありません

世界のSAKAIは、日本の宝になると信じています。
グリーンチャンネルの「Hey Jokky!」でしたか?新人騎手を紹介した番組、それを何気に見て、「大谷翔平」みたいと思いました。そして、大谷翔平のような活躍を競馬界で…と、祈りながら…推し活を開始!!
私の読みは…鋭く当たっていますよね。
凱旋門賞制覇は、世界のSAKAIにこそあり!!
頑張れーーー
推し活、応援も頑張るよ!!
2026.1.18 ぽんた♪