競馬コラム
【装蹄師・西内荘コラム】音無厩舎最後のG1
2025/2/22 07:55
先週、大寒波襲来と聞き、構えて厚手の仕事服を持ったので鞄パンパンで北海道に向かいましたが、意外にも寒くはなくて帰って来た栗東の方が震える寒さに、最近の天気は読めないと思わず笑ってしまいました。
牧場で装蹄していると馬見に来る調教師も多いのですが、今回は元騎手岡潤一郎氏の命日に来た帰りに立ち寄る関係者も沢山いて、飛行機の機中で会った千田調教師も命日には毎年様似まで行っていると聞き、改めて愛されてた騎手だったんだと思いました。
今週のフェブラリーSはサンデーファンデー、音無厩舎3本の矢の一頭です。音無厩舎の開業2年目だったか、先生に装蹄を依頼してもらってその時にはほぼ全頭任せもらいました。
私も開業して8年目でちょうど脂が乗ってきて全盛期に近づいた頃でしたから依頼は弾みにもなりましたから記憶に残っています。厩舎の初G1はオレハマッテルゼだったと思いますが、次がフェブラリーSのサンライズバッカスで担当厩務員は今回のサンデーファンデーの内徳厩務でした。
バッカスは気性の荒い馬で、このバカス(通称)おとなしくしろって内徳さんの口癖でした(笑)。相手は強いですが調子は上昇気配でしたし、厩舎最後のG1ですから頑張ってほしいです。
ヒヤシンスSのハッピーマン、ドラゴンは楽しみ
ヒヤシンスSのハッピーマンとドラゴンは楽しみです。能力を感じるドラゴンは気性が荒いので蹄に負担がかかるので蹄壁はボロボロ。でも接着装蹄で問題はありません。装蹄中に感じたのは気性が少し大人になったように思います。
ハッピーマンはサウジを取りやめこちらに。AIに負けてほしくは無いですから結果を出したいです。ダイヤモンドSのショウナンバシットは調子は変わりなく良いので力み無く走れるかどうかです。
●2月22日(土)
・東京
2R ベルジュロネット
11R ショウナンバシット
・京都
3R ランツフート
6R エピファドール
9R ベイリークロア
10R ラブコメディ
・小倉
3R シリウス
5R タロントゥーズ
6R ホウオウタイタン
8R セングンバンバ
●2月23日(日)
・東京
9R ハッピーマン
ドラゴン
11R サンデーファンデー
・京都
4R パールフロント
8R スマートリアファル
11R イスラアネーロ
以上が装蹄から感じた好感触馬です。

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