今週からこの時期は特に魚が美味しい（冬コク）小倉開催が始まります。診療所装蹄室の職員はすでに小倉を満喫して来ていて美味しかったですよと自慢話を聞かされます。ひと昔前だと小倉は滞在競馬だったので、毎週末は小倉に通っていたのに交通便が良くなった現在では、輸送競馬に加えレース直前に打ち替える勝負蹄鉄も今は無くなりましたからね。

　出馬表が出てから輸送までに兼用蹄鉄を新しくして各競馬場に出発するので、現地で私たちが装蹄する事は無くなりました。唯一は開催当番が廻って来たときなのですが、それは従業員の仕事で開業者は行ってこいと送りだすだけなのです。

　つい最近のこと1日で1100キロの運転をする事がありました。基本運転は嫌いでは無く体調も良かったので睡魔に襲われる事も無かったことに、まだ若いなと自画自賛。勿論、眠気を感じたら休憩を挟むつもりですけど、毎週末は近隣の牧場をまわって装蹄するのに移動は車ですし、北海道では一回の牧場まわりで900キロくらい走りますからね。運転が苦手だとJRAで装蹄師はできません。

　そうそう、今年は昭和100年のミレニアムな年だったんですね。勿論、昭和生まれですけど、西内装蹄所を開業したのも昭和ですから歴史を感じます。でも、私の装蹄師としてのゴールはまだまだ先になります。

新春恒例“武豊騎手×安藤勝己元騎手 レジェンド対談”4週放送