コントレイル引退式 JCで有終V

 28日、東京競馬場でジャパンカップ終了後、パドックで無敗の三冠馬コントレイルの引退式が行われた。同馬は約2時間ほど前に行われたジャパンカップで見事にラストランを飾り、多くのファンが引退式を見守った。

【ジャパンC】コントレイルが有終V

矢作師「空をとんでいるよう」

コントレイル引退式 JCで有終V

 同馬を管理した矢作芳人調教師がコントレイルに跨って登場。言葉を詰まらせながら「プレッシャーとの戦いでした。楽しい2年間を過ごさせて戴きました。今年勝てなかった時には悔しい思いをしてきましたが、ファンの皆さんのお陰で勝てて感無量です。初めて跨ってみて空を飛んでいるようでした。コントレイルの子供で凱旋門賞を取りたいと思います」とコントレイルとその子供への思いを話した。

 また、主戦を努めた福永祐一騎手は「無観客の中でほとんど走っていた馬ですが、これだけ多くの人に愛されていたことを改めて感じました。ありがとうございました。夢のような時間でした。ここまで深く一頭の馬に関わらせて戴いたのは近年ないのですが、この馬を任せるとオーナーから言葉を戴いて、牧場、厩舎、ジョッキー一体となって作り上げた三冠馬だと思いますし、有り難い経験をさせて戴いて本当に感謝しています」と、多くの関係者、ファンへ向けて感謝の言葉を述べた。

 コントレイルは、デビューから7連勝の無敗でクラシック三冠最終戦の菊花賞を制し、1984年のシンボリルドルフ、2005年の父ディープインパクト以来15年ぶりに、無敗のクラシック三冠馬となった。父子2代での3冠は史上初の快挙だった。

コントレイル引退式 JCで有終V

◆コントレイル(牡4・栗東・矢作芳人厩舎)
父ディープインパクト、母ロードクロサイド、母の父Unbridled’s Songという血統。馬名の由来は「飛行機雲」。北海道新冠町・ノースヒルズの生産馬で、馬主は前田晋二氏。重賞勝ちは19年東京スポーツ杯2歳ステークス(G3)、ホープフルステークス(G1)、20年皐月賞(G1)、日本ダービー(G1)、神戸新聞杯(G2)、菊花賞(G1)、21年ジャパンカップ(G1)。通算成績は11戦8勝。