【武豊日記】貫禄を示さないわけにはいきません

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 すみれSで3勝目をあげたディープモンスター。3コーナー過ぎからモタモタしてしまう若さは残っていますが、クラシックに参戦可能な賞金を積み上げられたのは本当に良かったです。以前もこの馬に触れて、なにか得体の知れない奥深さがあると表現したことがあったはずですが、快勝に見える今回でも、もう一枚大きなギアを隠しているような気がするんです。それを発掘できるかどうかで、この馬の将来が違ってきそうです。

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幸騎手には感謝

 レース前にちょっとした出来事もありました。ゲート裏の輪乗りのときに、自分の前脚同士が交錯したような嫌な感触があり、ちょうどそばにいた幸騎手に「落鉄していないか見てくれる?」と声をかけたんです。そのときは「大丈夫です」と言う返事で安心したんですが、その後も気にしてくれていたらしい幸騎手から、「やっぱり(蹄鉄が)浮いているような気もします」と、フォローがありました。それがゲート入り寸前のタイミング。係員に脚を上げて見てもらったら、その瞬間に右前脚の蹄鉄が飛んで行きましたから、気づかずにスタートしていたら危ないところでした。そういうわけですから、幸騎手には本当に感謝しなければいけません。

 さて、今週は桜花賞トライアルのチューリップ賞。重賞2勝のメイケイエールの出番です。折り合い難という課題は抱えたままですが、ほかの全馬が1勝馬ですから、ここは貫禄を示さないわけにはいきません。ボク自身が今年は重賞未勝利ともたついていますから、決めなければいけないと自覚しています。

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